長谷部のCBコンバートなど戦術の引き出し十分! スイスの名将がバイエルンの次期指揮官候補に推すのは

フランクフルトを指揮するニコ・コバチ photo/Getty Images

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ハインケスの後任候補は誰になるのか

バイエルンは指揮官ユップ・ハインケスの後任を誰に任せるのか。シーズン終盤が近づくにつれて後任候補を巡る話題も増えてきた。最近ではトーマス・トゥヘルの名前も挙がっていたが、バイエルンで指揮を執った経験を持つオットマー・ヒッツフェルト氏は全く異なる指揮官をプッシュしている。

独『Sport Bild』によると、まず同氏がハインケスの後任候補に挙げたのは現フランクフルト指揮官ニコ・コバチだ。ニコ・コバチといえば日本代表MF長谷部誠をリベロにコンバートするなど、3バックを軸に柔軟な戦い方でチームを上位に押し上げている。その手腕は十分に証明されており、ビッグクラブを指揮するにふさわしいと同氏は考えているようだ。

「フランクフルトは予想を超えたプレイをしていて、恐らく来季は欧州へ行くだろう。彼はバイエルンの選手でもあったし、クラブのことを理解している。それに彼は強い個性があって、コミュニケーションにもオープンだ」
フランクフルトが戦力的に上位クラブと競り合うのが難しいことも関係しているのだろうが、やや守備的なサッカーをしているところはバイエルンにふさわしいのか気になるポイントだ。しかし戦術の引き出しは多く、チームをまとめるのも巧みだ。候補者に挙がっても不思議はない。

同氏はさらにボルシアMGなどを指揮してブンデスリーガで確かな結果を出している現ニース指揮官ルシアン・ファブレも評価している。ファブレは攻撃的なサッカーをブンデスリーガで実践し、同氏はバイエルンでもドルトムントでも指揮が執れると称賛している。

常勝軍団バイエルンで指揮を執るのは相当の重圧だが、ブンデスリーガで確かな結果を出しているコバチのような青年監督も魅力的な選択肢となるだろう。

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