今のアトレティコにはシメオネ政権”最強の2トップ”がいる 前回のマドリード・ダービーとは異なる破壊力だ

アトレティコで躍動するグリーズマン photo/Getty Images

グリーズマンがすっかり別人に

今季の開幕当初、アトレティコ・マドリードFWアントワーヌ・グリーズマンの得点ペースは鈍かった。それもアトレティコ退団話が加速した原因でもあり、昨年11月にホームで戦ったレアル・マドリードとのダービーマッチでは違いを作り出すことができず後半31分にピッチを退いている。試合もスコアレスドローに終わり、サポーターとしてはフラストレーションの溜まる展開だっただろう。

しかし、現在のグリーズマンはすっかり別人だ。先日はヨーロッパリーグ準々決勝1stレグのスポルティング・リスボン戦でも得点を記録し、今季の合計点は24だ。昨季の26得点超えは確実で、2015-16シーズンに記録したキャリアハイの32得点も上回ることができるかもしれない。

スペイン『as』は復調の理由がFWジエゴ・コスタの合流にあると考えている。ジエゴ・コスタは今年1月からアトレティコでプレイ可能となり、グリーズマンと2トップを組む機会が増えている。

グリーズマンも「ジエゴが加わってから全てがよくなった」と手応えを口にしており、ジエゴ・コスタがDFを惹きつけてくれるおかげで仕事がしやすくなったと感謝している。ジエゴ・コスタもディエゴ・シメオネ政権を象徴する選手で、現在のアトレティコには最強の2トップが揃っている。

8日のマドリード・ダービーでは昨年とは異なる戦いを披露することができるだろう。レアルも後半戦から調子を上げてきているため、激しいバトルとなりそうだ。

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