首位・広島、“アグレッシブなサッカー”で開幕6戦無敗も…… さらに上を目指す城福監督

広島にアグレッシブなサッカーを植え付けた城福監督 photo/Getty Images

「90分を通してやれるようになりたい」

サンフレッチェ広島は8日、明治安田生命J1リーグの第6節で柏レイソルと対戦。17分に佐々木翔のゴールで均衡を破ると、90分間とおして倍以上のシュートを打たれるも(柏:7本、広島:3本)、最後までこのリードを守りきり、1-0で勝利した。この結果、広島は首位をキープし、開幕戦からの無敗記録を「6」に伸ばしている。

試合後、インタビューに応じた広島の城福浩監督は「毎回のことだが、アウェイ席が満席になっているのは本当に心強い。試合の後に彼らと喜び合えて本当に良かった」とコメント。クラブの公式サイトが伝えた。

そして、柏戦を「前半は非常に良い入りができたと思う。圧力を我々が掛け続けて、我々の目指すアグレッシブな守備と奪ってからの自分たちのサッカーはある程度、具現化できた前半だった。ただ、後半は相手に圧力を掛けられて、自分たちの時間を取り戻すことが少ししかできなかった。1-0で勝っているという意味では、後ろに重心がかかるのはやむを得ないが、それにしても後半は相手の時間が長過ぎたのは課題。あれだけ前半から飛ばすと、今度は自分たちの時間を作りながら心拍数を少し落とすといったゲーム巧者の戦いはもっともっと目指していきたいと思う。前半のキックオフから見せたアグレッシブな姿勢はシーズンを通して続けていきたい」と振り返っている。

さらに「アグレシッブなサッカー」ができるようになった要因について「一つは練習での強度は相当上げているつもり。もう一つは、いつボールに行くべきか、いつどこに戻るべきか、いつゴールに向かうべきか、いつ幅を取るべきか、いつサポートすべきか、そういう動きの強度をやるべきタイミングだったりポジションを共有している」と明かしつつ「走行距離がどうかという問題ではなく、『強度が強く見える』というのは、そういうものを共有できているお褒めの言葉の一つだと受け止めている。それが90分を通してやれるようになりたい」と今後の意気込みを語った。

開幕戦から6試合で、わずか1失点しかしていない広島。今季は安定した守備でJリーグ王座の奪還を目指す。

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