名将カペッロ、長きに渡る指導者生活に終止符「やりたかったことは全てやり遂げた」

監督業から引退することを発表したカペッロ監督 photo/Getty Images

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今後は解説業へ

いくつもの名門チームを率いてきた名将ファビオ・カペッロが、長きに渡る指導者生活に終止符を打ち、監督業から身を引くようだ。

現在71歳のカペッロ氏は、これまでACミランやレアル・マドリード、イングランド代表などを指揮。現役時代に過ごしたミランに欧州制覇をもたらすなど、数々のタイトルを獲得している。2016年からは中国スーパーリーグの江蘇蘇寧の指揮官を務めていたが、今年3月に同クラブを退団。現在は、正式な指揮官が不在となっているイタリア代表の監督就任などが噂されていた。

しかし英『sky sports』によると、ラジオ番組のインタビューに応じたカペッロ氏は「私はすでにイングランドやロシアで、代表チームのマネージメントを経験した。私は再びクラブチームを鍛えたいと思ったが、江蘇蘇寧を率いることが私のサッカー人生において最後の経験だ」とコメント。そして「やりたかったことは全てやり遂げた。私がしてきたことに関しては、非常に満足しているよ」と明かした上で「今は解説者になることを嬉しく思う」とも述べている。
また、イタリア代表の次期指揮官として有力視されているロベルト・マンチーニ監督について聞かれると「ロベルトは、世界を旅してきた経験豊富な監督だ。彼の経験は選手との関係を構築する上で役立つと思う」と明かしつつも、代表チームに関しては「タレントが欠けている。良い選手たちを持つことで、良い監督が生まれるんだ。平凡な選手たちでうまくやることは困難。現時点でイタリアサッカー界には、違いを生み出せる偉大な選手がいない。リーダーもね」と厳しめの言葉を残した。


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