どうしてもトッティが欲しかった? レアルのペレス会長、“ローマの王子”を電話で直接勧誘していた

イタリア屈指のファンタジスタ。若かりしころのトッティ photo/Getty Images

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トッティの獲得に動いた当時を再び回想

これまで数々のスタープレイヤーたちを我がものとしてきたレアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長だが、彼には決して忘れることのできない心残りがあるようだ。その1つが、ローマに所属していたイタリア代表FWフランチェスコ・トッティの獲得失敗だ。

ルイス・フィーゴやジネディーヌ・ジダン、ロナウド、デイビッド・ベッカムらを獲得し、2000年代前半に『銀河系軍団』を作り上げたペレス会長。しかし、彼の構想ではこれが完成形ではなかった。以前、メディアのインタビューに応じた際、ペレス会長は「イタリア人選手で、私はトッティがとても好きだった」と話しつつ、“ローマの王子”の獲得に動いていたことを告白していた。

そして伊『Gazzetta dello Sport』のインタビューで、ペレス会長がトッティの獲得に動いた当時を再び回想した。「トッティは、誰もが欲しがったレジェンドの1人だ」と述べた上で「2006年よりも前、私が最初に会長を務めたころだね。私は彼に電話をかけた。そして、彼に(レアルへ)来て欲しいと頼んだんだ。でも、彼は『僕はローマから移動することは出ない』と私に言って来たよ」とコメント。電話で直接交渉した過去を明かしている。
しかし、このビッグディールが実現することなく、トッティはローマ一筋を貫き通し、昨年現役生活に終止符を打った。このイタリア屈指のファンタジスタは、ペレス会長が首を縦に振らすことができなかった数少ない選手かもしれない。


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