シャキリ、ザハ、バートランド 降格した場合は争奪戦になるであろうタレント10人
クリスタル・パレスのザハ photo/Getty Images
下位にも優れたタレント揃う
イングランド・プレミアリーグも終盤戦に入り、毎シーズン恒例と言える残留争いにも注目が集まっている。何と言っても今季は日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンが18位と降格圏に沈んでおり、優秀なタレントを抱えながらの大苦戦はちょっとしたサプライズになっている。仮に降格するようなことがあれば、複数クラブがタレントの引き抜きに動くだろう。
そこで英『FourFourTwo』は、現在降格の危機にある15位スウォンジー、16位ハダーズフィールド・タウン、17位クリスタル・パレス、18位サウサンプトン、19位ストーク・シティ、20位WBAの6クラブから、降格した場合は確実に争奪戦となるであろう10選手をリストアップ。こうしてみると、2部でプレイさせるにはもったいないタレントが溢れているのだ。
1.ジャック・バトランド(ストーク・シティ/GK)
イングランド代表の正守護神候補の1人でもあるバトランドは間違いなく強豪クラブから狙われるだろう。まだ25歳と若いことも魅力的で、すでにリヴァプールやアーセナルなど国内の強豪クラブが関心を寄せているとの情報も出ている。同メディアもロシアワールドカップでスタメンになるかもしれない実力者と取り上げており、争奪戦間違いなしだ。
2.ナセル・チャドリ(WBA/MF)
最下位のWBAはここまで僅か3勝と大苦戦しており、19位ストーク・シティとも勝ち点差が6離れている。降格はかなり現実的だ。チャドリは昨年11月の欧州遠征で日本代表がベルギー代表と対戦した際にも、ベルギー代表の一員として招集を受けている。1部でプレイするにふさわしい選手と言えよう。
3.ライアン・バートランド&セドリック・ソアレス(サウサンプトン/DF)
やはりサウサンプトンはタレントが多い。中でも左サイドバックのバートランド、右サイドバックのソアレスは極めて優秀な選手だ。バートランドはイングランド代表、ソアレスはポルトガル代表に名を連ねており、今夏のワールドカップに出場する可能性もある。サウサンプトンが降格した場合は真っ先に狙われる選手となるかもしれない。
4.アーロン・ムーイ(ハダーズフィールド・タウン/MF)
オーストラリア代表MFのムーイはハダーズフィールド・タウンの中では高く評価されており、球際の強さと明確なビジョンを併せ持つプレイメイカーと同メディアから能力を称賛されている。
5.アルフィー・モーソン(スウォンジー/DF)
前回の代表マッチウィークでイングランド代表から初招集を受けた24歳のセンターバック・モーソンも注目株だ。足下の技術も巧みと評価されており、同メディアは同じバーンズリーからステップアップして現在はマンチェスター・シティでプレイするイングランド代表DFジョン・ストーンズと比較されるにふさわしい逸材と伝えている。
6.マリオ・レミナ(サウサンプトン/MF)
またもやサウサンプトンからの選出だが、24歳のレミナもトップリーグでプレイするにふさわしい選手だ。ユヴェントスに所属していた経験もあり、若い頃より実力は評価されている。184cmのレミナはパワーもあり、プレミアリーグのフィジカル勝負にも対応できる選手だ。
7.ジェルダン・シャキリ(ストーク・シティ/MF)
ストーク・シティの中でワンランク違うプレイを披露しているのがシャキリだ。インテルやバイエルンでもプレイ経験のあるシャキリがストーク・シティに所属しているのは意外でもあり、もっとレベルの高いチームでプレイすることも可能な実力者だ。2部でプレイさせるのはあまりにもったいないだろう。
8.ジョニー・エヴァンス(WBA/DF)
今冬もアーセナルが獲得に動くと噂されたエヴァンスは、マンチェスター・ユナイテッド時代からプレミアリーグを知っている経験豊富なセンターバックだ。中堅クラブならスタメン、トップクラブでもバックアッパーとして信頼できる選手となるはずで、WBAで最も人気のある選手と言える。
9.ウィルフリード・ザハ(クリスタル・パレス/FW)
最後はザハだ。プレミアリーグでもトップクラスのドリブラーと評されるザハは、トッテナムも興味を示したとされる逸材だ。チームスタイルに左右されやすい選手ではあるものの、まだ25歳と若いことも魅力だ。突破力を求めているクラブは多いはずで、2部に降格した場合は大人気選手となるだろう。
さすがにプレミアリーグということもあり、降格寸前のクラブにも強豪国の代表メンバーに選出されているタレントが溢れている。果たしてどこが降格してしまうのか。強豪クラブも降格争いを気にしていることだろう。