レアルのPK獲得は妥当だったのか!? 元リーガ・エスパニョーラ審判の見解は……

レアルにPKが与えられた問題のシーン photo/Getty Images

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「PKではない」と断言

11日にチャンピオンズリーグの準々決勝2ndレグが行われ、レアル・マドリードとユヴェントスが対戦。アウェイのユヴェントスがこの一戦を3-1でものにするも、2戦合計スコアを4-3としたレアルが、8年連続のベスト4進出を決めている。

この一戦で、レアルとユヴェントスの運命を分けたのはPKだった。敵地で行われた1stレグを3-0で勝利したのもの、サンティアゴ・ベルナベウで痛恨の3失点を喫し、2戦合計スコアを振り出しに戻されたレアル。なかなかゴールを奪うことができずに後半アディショナルタイムを迎えたが、ルーカス・バスケスがエリア内でメディ・ベナティアに倒され、土壇場でPKをゲットした。

しかし、ユヴェントスの選手たちはこの判定に対して納得することができず、審判に詰め寄り猛抗議。だが、判定が覆ることはなく、挙げ句の果てにはGKジャンルイジ・ブッフォンが一発退場を命じられる始末に。このPK判定の正当性については、現地のファンやメディアの間でも多くの議論が飛び交っているが、かつてリーガ・エスパニョーラで審判を務めていたアンドゥハル・オリベル氏は「PK判定を下すだけの十分なコンタクトはなかった。加えて、ベナティアはボールに触れている」との見解を示した。スペイン『MARCA』などが伝えている。
また、同じくリーガの元審判で、CLやELなどでも笛を吹いたことがあるイトゥラル・ゴンザレス氏は「ルーカス・バスケスがベナティアに倒されたシーンはPKではない」と断言。そして「PKをコールするには不十分。審判にもたくさんの迷いがあったのかもしれないがね。もしそうではければ、ベナティアを退場させていたはずだ」と述べている。

なお、このPKはクリスティアーノ・ロナウドが落ち着いてゴール右隅に決めたが、はたしてレアルのPK獲得は妥当だったのか。様々な見解や意見があるが、ただ一つ言えることはレアルがユヴェントスを退け、次のステージへコマを進めたこと。これだけは変わることのない事実だ。

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