バイエルンのコバチ招聘は吉と出るか 気になる現ブンデス“トップ6”との対戦成績は……

ビッグクラブへの栄転が決まったコバチ監督 photo/Getty Images

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芳しくないデータを覆せるか

2016年3月よりフランクフルトを率いているニコ・コバチ監督。相手の布陣に応じて3バックと4バックの両システムを使い分ける手腕に定評があり、来季よりバイエルン・ミュンヘンで指揮を執ることが決定している。

ビッグクラブへの栄転が決まった同監督だが、来季は同監督にとって正念場と言えるだろう。今季のブンデスリーガ(第30節終了時点)で6位以内に入っているクラブとの過去の対戦成績をまとめたところ、芳しくないデータが浮上した。各クラブとの対戦成績は以下の通り。

①対バイエルン・ミュンヘン 0勝1分け3敗(全4試合のうち3試合で無得点)
②対シャルケ        2勝1分け0敗(直近のリーグ戦で2点のリードを守れず)

③対レヴァークーゼン    1勝0分け4敗(全5試合のうち3試合で3失点以上)

④対ドルトムント      2勝1分け3敗(直近4試合勝ちなし)

⑤対ライプツィヒ      1勝1分け2敗(全4試合のうち3試合で複数失点)

⑥対ホッフェンハイム    0勝3分け2敗(全5試合のうち複数得点なし)


国内リーグを制するにあたり、上位クラブとの直接対決で好成績を収めることが重要になってくるが、その点において同監督は心許ない。昨年12月に行われた同リーグ第17節(シャルケ戦)では2点のリードを守り切れずに勝ち点を取りこぼしたほか、今月14日に行われた同リーグ第30節(レヴァークーゼン戦)では試合中に乱れた自軍の守備を立て直せずに4失点を喫するなど、上位クラブを相手に安定した戦いを披露できているとは言い難い。国内屈指の選手層を誇るバイエルンで同監督がどのような戦術を編み出し、いかに前述のデータを覆すかに注目したいところだ。


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