柴崎のスーパーゴールにも折れなかったバルサ 優勝へポイントとなった”5試合”

リーガを制したバルセロナ photo/Getty Images

無敗優勝への道のり

バルセロナは29日にデポルティーボを4-2で下し、無敗を保ったままリーガ・エスパニョーラ制覇を達成した。ネイマールの退団という衝撃が開幕前にあったものの、それを忘れさせるほどの見事な戦いぶりだった。そこで英『FourFourTwo』は、今季バルサがリーグ制覇を達成するうえでカギとなったゲームを5試合ピックアップしている。

まずは第3節エスパニョール戦だ。因縁のライバル相手に5‐0の完勝を収め、さらにその3日後にはチャンピオンズリーグ・グループステージでユヴェントスを3-0で粉砕している。今季のバルセロナは一味違うと手応えを得た1週間と言えよう。

そして最初の危機を迎えた第4節ヘタフェ戦もカギを握るゲームだった。リーグ戦で初失点を喫したわけだが、ゴールを叩き込んだのは日本代表MF柴崎岳だ。目の覚めるような左足スーパーボレーを決めた柴崎はバルサを追い詰めた。しかしバルセロナは後半39分のパウリーニョの得点で逆転。これも大きな逆転劇だった。

3試合目は12月のレアル・マドリード戦だ。開幕前はレアルの方が優勝する可能性が高いと言われていたが、バルサはこの直接対決でも3‐0と完勝。レアルが序盤戦から躓いていたこともあり、一気に首位固めに入った。

4試合目は1月のレアル・ソシエダ戦だ。一時は0-2とリードされたバルサだが、後半に入るとルイス・スアレスとリオネル・メッシの得点で4-2と逆転。2点のリードをも跳ね除ける強さを見せ、無敗をキープした。

最後の5試合目は3月のアトレティコ・マドリード戦だ。2月に入ってから引き分けで勝ち点を落とすパターンが何試合か続き、このアトレティコ戦も敗れれば危険だった。しかしバルサは1‐0できっちりと勝利。この勝利で優勝を大きく引き寄せることができた。

ビハインドをひっくり返せるメンタリティ、ライバルを撃破できる強さと、バルサは無敗優勝に必要なものを備えている。チャンピオンズリーグでは残念な結果となったが、今季のバルサは過去に例を見ないほど安定していたと言えるのではないか。

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