リヴァプールならレアルに勝てる! 英紙は絶対王者を攻守で圧倒できると自信満々

CL決勝進出を決めたリヴァプール photo/Getty Images

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リヴァプールが白い巨人の3連覇止めるか

今季のチャンピオンズリーグ決勝のカードは王者レアル・マドリードとリヴァプールの対戦となった。パリ・サンジェルマン、ユヴェントス、バイエルンと各国の王者を撃破してきたレアルは、やや危ない場面がありながらも経験と勝負強さを武器に勝利をもぎ取ってきた。やはりCLを連覇しているチームの実力は本物だ。

しかし英『Daily Mail』は、リヴァプールならば勝てると自信満々だ。リヴァプールの選手たちにはCL決勝の経験が明らかに不足しているが、それでも同メディアは自慢の攻撃陣でレアルを苦しめることができると考えている。

右のモハメド・サラー、左のサディオ・マネは対戦相手の脅威となっており、レアルのサイドバックも対応には手を焼くだろう。しかもレアルはサイドバックも積極的に攻撃参加してくる。特に左サイドバックのマルセロは絶えず攻撃参加しているため、同メディアはサラーのスピードでその後方のスペースを突くことができると主張。レアルも普段通りにサイドバックを攻撃参加させていればリヴァプールのカウンターアタックに対処できないかもしれない。
さらに、準決勝のバイエルン戦でレアルは中盤を自由に使われるシーンが目についた。バイエルンはハメス・ロドリゲスら中盤の選手が自由にポジションを変え、そこからのパスワークにレアル守備陣は振り回されている。同メディアはセルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァランの前に生まれるスペースをロベルト・フィルミーノが使い、サラーとマネを背後に走り込ませるスタイルが活きるはずと考えており、攻撃に関しては絶対の自信を持っているようだ。

レアルの攻撃を抑えられるかも気になるポイントだが、それについてもガレス・ベイル、カリム・ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウドで構成されるBBCが見せていたような強烈なカウンターアタックは今のレアルに存在しないとバッサリ。また近年のレアルは豪華な中盤を軸にゆったりとしたポゼッションから相手を崩すケースも目立つが、同メディアはスペインにリヴァプールほどアグレッシプにプレスをかけるチームはないと考えており、容易にポゼッションはさせないと主張している。

やや楽観的すぎる意見だが、今季のレアルは盤石とは言い難い点もある。特に守備には脆さがあり、リヴァプール攻撃陣をシャットアウトするのは難しいだろう。一方でリヴァプールも準決勝のローマ戦では2試合で6失点するなど、こちらも不安定なところがある。点の取り合いとなる可能性も考えられるが、レアルがいかにリヴァプール攻撃陣を抑えるのか。ここが勝負のポイントとなりそうだ。

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