なぜマンUはバイリーを外している? モウリーニョが語るロシアW杯と選手への思い

マンUのNo.1DFバイリー photo/Getty Images

バイリー以外のDFはW杯出場を争う

現在のマンチェスター・ユナイテッドで最も信頼できるセンターバックはエリック・バイリーだが、そのバイリーは4月8日のマンチェスター・シティ戦を最後に出場機会がない。クリス・スモーリング、フィル・ジョーンズ、さらに前節アーセナル戦ではヴィクトル・リンデロフが起用されている。

英『Daily Mail』によると、指揮官ジョゼ・モウリーニョはバイリー外しについてロシアワールドカップが関係していると語っている。イングランド代表入りを目指すスモーリングとジョーンズ、スウェーデン代表のリンデロフ、さらにアルゼンチン代表のマルコス・ロホらワールドカップ出場を目指す選手たちの心情を理解しているようで、彼らのアピールしたいという思いがバイリー外しに繋がっている。

「バイリーは怪我をしていない。彼は5人のセンターバックの1人であり、私の仕事はワールドカップのために準備することでも、チャンスを与えることでもない。ただ、バイリーはワールドカップに出場しない唯一のセンターバックだ。感情的な選択をしなければならないのであれば、シーズン終了までバイリーを助けることはないだろう」

「ロホ、リンデロフ、ジョーンズ、スモーリング。彼らはワールドカップ行きを願っていて、バイリーにはそのプレッシャーがない。感情的な選択をするつもりはないが、私は悪い監督ではない。そうした心のスペースは持っている。4人のセンターバックがワールドカップ行きを争っているならば、私はバイリーの出場機会を減らすよ」

バイリーはコートジボワール代表の選手で、残念ながらワールドカップに出場することはできない。ロホ、リンデロフ、スモーリング、ジョーンズらは代表でポジションを確保できるか際どい立場にあり、最後のアピールがしたいと燃えているのだろう。そうした選手の気持ちをモウリーニョは理解しているようだ。

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