クラシコで第4審はスアレスがヴァランを倒したと報告していた? 主審が無視したとも

今回のクラシコでも判定が話題に photo/Getty Images

スペイン紙は第4審が2度も無線で伝えていたと取り上げる

2-2のドローに終わった6日のクラシコでは、判定が大きな話題を呼んだ。前半の終盤にバルセロナDFセルジ・ロベルトが一発退場の処分を受けたことに加え、52分にリオネル・メッシが勝ち越し点を決めたシーンでも直前にファウルがあったと指摘されている。この場面ではルイス・スアレスが後方からラファエル・ヴァランの左足を引っかけ、ヴァランは転倒。しかし主審がファウルと取らなかったため、スアレスがボールを拾ってメッシのゴールへと繋がった。

スアレスがヴァランの足を蹴ってしまったのは事実で、あれをファウルと判定しないのは無理がある。しかもスペイン『El Golazo de Gol』は、スアレスがヴァランを倒した際に第4審判がファウルだと主審に進言していたと報じている。確かに第4審判のリカルド・エスクデロ・マリンが無線で何かを叫んでいたのだが、スペイン『as』は「主審は第4審からの報告を無視した。スアレスのファウルがあったと2度も言っているのに」と取り上げている。

この試合で主審を担当していたのはエルナンデス・エルナンデスだが、第4審判からの報告を聞き入れなかったとすれば問題だ。終盤にはレアル・マドリードDFマルセロがペナルティエリア内で倒される場面があったが、これもファウルとは取らなかった。試合を通して判定の基準が定まっていなかったと指摘されても仕方がないだろう。これでは選手をコントロールするのは難しく、今回は主審がクラシコという世界が注目するビッグゲームを掌握できていなかったと言える。

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