“エジル批判”展開のアーセナルOBに、代理人が痛烈皮肉

批判に晒されているエジル photo/Getty Images

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「嫉妬心は人一倍」

2月にアーセナルと新契約を結んだMFメスト・エジル。今季の全公式戦(35試合出場)で5得点14アシストとまずまずの成績を残している同選手だが、UEFAヨーロッパリーグの準決勝(アトレティコ・マドリード戦)では得点やアシストを記録できず。かつてアーセナルに在籍したマーティン・キーオン氏より「このクラブのユニフォームを着るに値しない」と罵られるなど、手厳しい批判に晒されている。

この状況に嫌悪感を露わにしたのは、同選手の代理人を務めるエクトル・ソグト氏。キーオン氏の指導者キャリアなどを引き合いに出し、同氏に同選手を批判する資格がないとの見解をほのめかした。『INDEPENDENT.IE』、英『Football.London』、英『Mirror』などが伝えている。

「キーオンは元サッカー選手という肩書を振りかざし、スター選手を非難している。彼の意図は良く分からないが、現代のフットボーラーのサラリーなどに嫉妬しているのだろう。何度も耳にする(エジルへの)批判は、はっきり言って退屈だね。彼はエヴァートンやアストン・ヴィラへの移籍を経験し、(1993年に)アーセナルに戻ってきた。ただ、その後もトニー・アダムス、スティーブ・ボールド、リー・ディクソン、ナイジェル・ウィンターバーン、ソル・キャンベル、コロ・トゥレ、ローレン、アシュリー・コールの陰に隠れ、プレミアリーグを無敗で制した時にはチームの主力ですらなかったはず。アーセナルでコーチを務めていた時期もあったが、突然辞めた。彼は他人を批判できるほどサッカーをよく理解していたはずなのにね。アーセン・ヴェンゲル監督を含む首脳陣が、彼を必要としていなかったことが証明されているよ」
また、ソグト氏は現在のアーセナルの問題点を分析したうえで、エジルひとりに批判の矛先が向いている現状を嘆いた。

「今のアーセナルの問題点は攻撃ではなく守備にある。それなのに何故エジルばかりが批判されなければならないんだ。キーオンはティエリ・アンリ、フランク・ランパード、スティーブン・ジェラード(他の解説者)と比べて無名だから、スター選手に対する嫉妬心は人一倍なのだろう。私はキーオンの発言に傷ついたというよりも、彼の言っていることが間違っているから反論している。メストがくだらない冗談に苦しめられている現状を、皆さんは面白いと思うのだろうか」

攻撃面での貢献がクローズアップされやすい同選手だが、相手ボールとなった際にはパスコースを切る動きを適宜見せており、守備面での貢献も光っている。キーオン氏がエジルのどのプレイに不満を抱いているのかは定かではないが、「アーセナルのユニフォームを着るに値しない」という表現は大げさと言えるだろう。




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