イブラヒモビッチ、ベンゼマもラビオも…… ロシアW杯で見ることのできないスターたち

スウェーデン代表復帰が噂されたイブラヒモビッチ photo/Getty Images

実力ある名手も次々と落選

ロシアワールドカップへ向けて各国代表が招集メンバーを発表しているが、無情にも4年に1度の祭典に参加できないビッグプレイヤーたちがいる。怪我で出場できない者、強豪国ゆえのメンバー入り争いに敗れて出場できない者など様々だ。今回スペイン『MARCA』は「ロシアで見ることのできないメジャーな選手たち」と題し、ワールドカップに出場できないスター選手たちをまとめている。

GK:ジョー・ハート(イングランド)、ネト(ブラジル)、スヴェン・ウルライヒ(ドイツ)

まずGKではイングランド代表から漏れたハートのインパクトが強い。これまで守護神を守ってきたが、マンチェスター・シティを去ったところからフォームを維持することができず、若手にポジションを奪われることとなった。マヌエル・ノイアーの代役を務めあげたバイエルンのウルライヒも、残念ながらワールドカップまでは届かなかった。

DF:ダビド・ルイス(ブラジル)、エセキエル・ガライ(アルゼンチン)、ダニエウ・アウベス(ブラジル)、アレックス・サンドロ(ブラジル)、リュカ・ディーニュ(フランス)、ネウソン・セメド(ポルトガル)、シュコドラン・ムスタフィ(ドイツ)、クレマン・ラングレ(フランス)、ファビオ・コエントラン(ポルトガル)、アイメリック・ラポルテ(フランス)、ジェイソン・ムリージョ(コロンビア)、ジョアン・カンセロ(ポルトガル)

やはり豪華なタレントが揃う国ばかりだ。実力あるサイドバックが次々と落選したポルトガル(コエントランは辞退)、メンバー争いの激しいフランス、チェルシーで全く出番のないダビド・ルイスなど、ワールドクラスのプレイヤーたちが揃っている。

MF:ハビエル・パストーレ(アルゼンチン)、マリオ・ゲッツェ(ドイツ)、アドリエン・ラビオ(フランス)、ジョフリー・コンドグビア(フランス)、ジャック・ウィルシャー(イングランド)、アレックス・オックスレイド・チェンバレン(イングランド)、ディミトリ・パイェ(フランス)、アダム・ララーナ(イングランド)、エムレ・チャン(ドイツ)、アンドレ・ゴメス(ポルトガル)

ラビオがフランス代表から落選したのも大きなサプライズの1つだろう。コンドグビアもそうだが、やはりフランスの中盤は層が厚い。怪我で大幅に出遅れたララーナ、チャンピオンズリーグで大怪我を負ったチェンバレン、キャリアを通して怪我がついて回るウィルシャーと、イングランド人選手が多いのも特徴だ。

FW:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン)、カリム・ベンゼマ(フランス)、パオロ・ゲレーロ(ペルー)、アントニー・マルシャル(フランス)、キングスレイ・コマン(フランス)、アレクサンドル・ラカゼット(フランス)、ルーカス・モウラ(ブラジル)、エリック・ラメラ(アルゼンチン)

ここではイブラヒモビッチとベンゼマのインパクトが大きすぎる。スウェーデンがワールドカップ出場を決めたことでイブラヒモビッチの代表復帰にも期待がかかったが、やはり個性が強すぎることが原因でメンバーから外れている。ベンゼマは長らく代表に呼ばれていないが、ワールドカップで見たい選手の1人だったのは確かだ。DF、MFと同じく、FWもフランス人選手が目立つ。いかにメンバー競争が凄まじかったかを物語っていると言えよう。

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