セリエAの全日程が終了 注目のCL・EL争いの行方は……

来季のCL出場が決まり、喜びを爆発させるインテルメンバー photo/Getty Images

ラツィオとの直接対決を制したインテル

19日から20日にかけてセリエA第38節が行われ、同リーグの最終順位が確定した。インテルが7年ぶりに欧州最高峰のコンペティションの出場権を獲得している

勝ち点差「3」の4位ラツィオと5位インテルが最終節で、来季のチャンピオンズリーグ出場をかけて激突。得失点差はラツィオに少々離されているインテルだが、セリエAは勝ち点が並んだ場合、当該チーム同士の成績が優先されるため、出場権を獲得する可能性は十分にある(1度目の対戦は0-0)。

そんな中キックオフされた試合は、9分にホームのラツィオがオウンゴールで早々と先制する。勝利が必要なインテルも反撃を試み、29分にCKからダニーロ・ダンブロージオのゴールで追いつくが、41分に鋭いカウンターから失点。ラツィオが1点リードしてハーフタイムを迎えている。

しかし後半に入ると、エースのマウロ・イカルディがエリア内で倒され、インテルがPKをゲットした。これを自ら冷静にゴール右に決め、再びスコアを振り出しに戻すと、81分に右CKをマティアス・ベシーノが頭で合わせ、逆転に成功。試合はこのまま終了のホイッスルを迎え、インテルが3-2でラツィオとの激闘を制した。この結果、両チームの順位が入れ替わり、インテルが逆転でCL圏内へ滑り込んでいる。

また、7連覇を決めているユヴェントスは、ホームでヴェローナを相手に2-1で勝利。今季限りでの退団を発表しているGKジャンルイジ・ブッフォンとDFステファン・リヒトシュタイナー、2人の功労者のラストマッチを見事勝利で飾っている。ヨーロッパリーグ出場圏内を確保しているミランもフィオレンティーナに5-1で快勝し、本戦ストレートインを決めた。一方で、今季は18位クロトーネ、19位ヴェローナ、20位ベネヴェントの3クラブが降格することとなっている。


最終順位は以下のとおり

1位 ユヴェントス 95
2位 ナポリ 91 
3位 ローマ 77
4位 インテル 72
ーーーーCLーーーー
5位 ラツィオ 72
6位 ミラン 64
7位 アタランタ 60
ーーーーELーーーー
8位 フィオレンティーナ 57
9位 トリノ 54
10位 サンプドリア 54
11位 サッスオーロ 43
12位 ジェノア 41
13位 キーヴォ 40
14位 ウディネーゼ 40
15位 カリアリ 39
16位 ボローニャ 39
17位 SPAL 38
ーーーー降格ーーーー
18位 クロトーネ 35
19位 ヴェローナ 25
20位 ベネヴェント 21

※コッパ・イタリアをユヴェントスが制しているため、7位アタランタがEL・予選2回戦から出場


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