ロシアW杯の開幕まであと10日。本大会出場32カ国の最終登録メンバーが発表された。移籍情報サイト『transfermarkt』の情報を元に、各国代表が選出した23名の市場価値総額を調べてみた。ランキング形式で発表してみたい。
見事1位に輝いたのは、ロシアW杯の優勝候補のひとつとされるフランス代表だ。今大会で10番を背負うFWキリアン・ムバッペを筆頭に、豊富な若手タレントを揃える同国代表の市場価値総額はなんと10億8000万ユーロ(約1389億円)。驚愕の数字を叩き出している。
2位のスペイン代表も10億4000万ユーロ(約1337億円)と、10億ユーロ超えを達成。3位には、4年前のリベンジに燃えるブラジル代表が9億5000万ユーロ(約1222億円)で入った。そして、4位イングランド代表、5位ドイツ代表、6位ベルギー代表、7位アルゼンチン代表と続いている。
一方で、最下位はW杯初出場を決めたパナマ代表の943万ユーロ(約12億円)となった。また、FIFAランキングでは11位につけているペルー代表が、3700万ユーロ(約48億円)で下から3番目となる意外な結果も出ている。
日本代表が戦うグループHを見てみると、最も市場価値総額が高かったのはセネガル代表。全体の11位で、2億8820万ユーロ(約370億円)となっている。ただ、コロンビア代表も2億5135ユーロ(約323億円)、ポーランド代表も2億5965万ユーロ(約334億円)とかなりの混戦だ。
そんな中で、日本代表は7240万ユーロ(約93億円)で全体の25位。対戦国のエース個人たちと市場価値と比べてみても、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが9000万ユーロ(約116億円)、セネガル代表FWサディオ・マネが7000万ユーロ(約90億円)、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが6500万ユーロ(約84億円)となっているため、かなり劣る結果となってしまった。
ただ、これはあくまで数字だ。サッカーはこのような数字で語れるほど決して簡単なものではない。日本代表には是非ともこの差をひっくり返してもらい、ロシアの地で飛躍を遂げてもらいたいものだ。
各国代表の市場価値総額は以下のとおり(6月5日時点)
1位 フランス代表(グループC) 10億8000万ユーロ
2位 スペイン代表(グループB) 10億4000万ユーロ
3位 ブラジル代表(グループE) 9億5000万ユーロ
4位 イングランド代表(グループG) 8億7400万ユーロ
5位 ドイツ代表(グループF) 8億7200万ユーロ
6位 ベルギー代表(グループG) 7億5800万ユーロ
7位 アルゼンチン代表(グループD) 7億800万ユーロ
8位 ポルトガル代表(グループB) 4億6835万ユーロ
9位 ウルグアイ代表(グループA) 3億6750万ユーロ
10位 クロアチア代表(グループD) 3億4120万ユーロ
11位 セネガル代表(グループH) 2億8820万ユーロ
12位 ポーランド代表(グループH) 2億5965万ユーロ
13位 デンマーク代表(グループC) 2億5755万ユーロ
14位 コロンビア代表(グループH) 2億5135ユーロ
15位 セルビア代表(グループE) 2億3995万ユーロ
16位 スイス代表(グループE) 2億1260万ユーロ
17位 エジプト代表(グループA) 1億9688万ユーロ
18位 メキシコ代表(グループF) 1億4410万ユーロ
19位 ロシア代表(グループA) 1億3783万ユーロ
20位 ナイジェリア代表(グループD) 1億3080万ユーロ
21位 モロッコ代表(グループB) 1億2275万ユーロ
22位 スウェーデン代表(グループF) 1億1595万ユーロ
23位 韓国代表(グループF) 8438万ユーロ
24位 アイスランド代表(グループD) 7400万ユーロ
25位 日本代表(グループH) 7240万ユーロ
26位 チュニジア代表(グループG) 5813万ユーロ
27位 オーストラリア代表(グループC) 4955万ユーロ
28位 イラン代表(グループB) 4255万ユーロ
29位 コスタリカ代表(グループE) 4208万ユーロ
30位 ペルー代表(グループC) 3700万ユーロ
31位 サウジアラビア代表(グループA) 1870万ユーロ
32位 パナマ代表(グループG) 943万ユーロ