4年前にW杯トロフィー掲げたラームが語る今大会優勝候補 「最大の優勝候補はドイツだ」

ブラジル大会でトロフィーを掲げたドイツ代表 photo/Getty Images

イングランドら第2集団との違いにも言及

ドイツ代表の主将として2014ブラジルワールドカップ制覇を成し遂げたDFフィリップ・ラーム。早すぎるような気もしたが、現在ラームは現役を引退しており、ロシアワールドカップは選手ではない立場から見ることになる。そのラームはドイツを含め各国の力をどのように見ているのか。

英『BBC』によると、ラームが優勝候補に推しているのは当然ドイツだ。イングランド代表のことも評価しているようだが、ラームは短期決戦のワールドカップで毎試合高いレベルのパフォーマンスを維持する一貫性があるか疑問視している。その安定感こそがドイツの強みと捉えているようだ。

「最大の優勝候補はドイツだ。デュッセルドルフでのドイツ戦を見てからはスペイン代表のことも非常に高く評価しているよ。彼らは非常に良いプレイをしていたからね。ブラジル、フランスも優勝候補だ。若手が多いイングランド代表にも興奮している。毎試合クオリティを発揮できるか見てみようじゃないか。興味深いよ。クロアチアも悪くないし、ベルギーも特別なことをするかもしれない。でも優勝候補はドイツ、スペイン、ブラジル、フランスだ」

「イングランドのことは凄い良いチームだと思っている。ただ、4~5日の感覚でクオリティを発揮できるか疑問がある。トップチームを相手にした時どうなるのだろうか?」

過密日程となるワールドカップでは選手の疲労も影響してくる。毎試合フレッシュな状態で臨むことはできない。そうした課題をクリアし、毎試合最低でも80%程度のパフォーマンスは出せる状態を維持していかなければワールドカップ決勝までたどり着くのは難しい。経験と若さがミックスされたドイツにはその安定感があるということなのだろう。

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