日本代表を成功に導くのはこの”5人”!? 海外メディアがW杯で注目する少し意外な選手たち

日本代表のカギを握るのは…… photo/Getty Images

有名どころというわけではなく……

日本代表をロシアワールドカップ決勝トーナメントに導いてくれるキーマンは誰になるのだろうか。コロンビア代表、セネガル代表、ポーランド代表のグループを突破するのは容易ではないが、『FOX Sports Asia』は日本が成功を収めるには5人のキーマンが輝きを放つ必要があると主張する。

興味深いのは、この5人がやや意外な顔ぶれだということだ。まず1人目はGK川島永嗣だ。30日のキリンチャレンジカップ・ガーナ戦でのパフォーマンスがやや不安定だった川島はロシアの地でスタメンが確保されているとは言えない。しかし、アジアトップレベルのGKとしてロベルト・レヴァンドフスキやハメス・ロドリゲス封じを期待されている。守備の時間が長くなることを想定するなら、川島を含めGK陣はかなり忙しくなるだろう。カギを握るポジションの1つと見てよさそうだ。

2人目はDF槙野智章だ。槙野は日本代表のスタメンにおいて数少ない国内組で、対戦相手にとって有名な選手ではないだろう。しかし同メディアはゲームを読む能力に加えて強力なタックルも持ち合わせていると評価。攻撃性もあり、サイドバックとしてプレイするオプションを持っていることなどが称賛されている。

3人目はMF柴崎岳だ。柴崎は特別な才能を持った選手だが、スタメンを確保できているわけではない。しかし鹿島アントラーズ時代にはレアル・マドリードから2得点を奪ったり、ヘタフェでもバルセロナから得点を奪うなど強敵相手に恐れることなく自身のパフォーマンスを貫ける強さがある。同メディアも、「彼には創造性、キラーパスがあり、たとえベンチからの出場でも相手の守備網を崩すキーマンになれる」と期待している。

4人目はMF香川真司だ。ここはお馴染みの選出といったところだろう。香川も今の日本代表でスタメンを確保できているわけではないが、同メディアは「ワールドカップのレベルでもゲームを変えられる選手」と高く評価している。また香川は4年後に33歳となっているため、今回のワールドカップがピークで迎えられる最後の機会となることも同メディアが注目している理由だ。

最後の5人目はFW武藤嘉紀だ。またまたスタメンを確保できていない選手だが、武藤は今季マインツで8得点を奪っている。本田圭佑や香川ほど有名な存在ではないが、2010南アフリカ大会時の本田のようにサプライズとなる可能性があると期待されている。すでにマインツで高いレベルでのプレイが可能なことも証明済みと評価されており、得点部分では大迫勇也以上に期待できる存在と言えそうだ。


果たして彼らはロシアの地で輝きを放つことができるのか。2010年大会のことを考えても、日本がグループを突破するにはラッキーボーイ的存在が出てくる必要があるだろう。



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