[日本代表]クロスを数多く放ったが…… 単調な攻めに終始した日本がスイスに力負け

エンボロの突破を止めきれなかった酒井高徳 photo/Getty Images

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スイスのパスワークを寸断できず

現地時間8日に国際親善試合が行われ、日本代表がスイス代表と対戦した。

ミドルプレスとハイプレスを使い分け、スイス代表のビルドアップを封じにかかった日本代表だが、ワンタッチパスやサイドチェンジを駆使する相手にボールを支配される。リヒトシュタイナーやシャキリに(日本の)左サイドを突破される場面が散見されるも、吉田、槙野、長谷部を中心とする守備陣が体を張り、難を逃れた。

スイスにボールを保持された日本は、カウンターやサイドアタックからチャンスを窺う。大島が効果的にボールを散らし、長友、宇佐美、原口らがドリブルでアクセントを加えるが、ラストパスやクロスの精度を欠き、ゴールを奪うには至らなかった。
試合内容を五分に戻した日本だが、39分に大迫が負傷交代。その直後に相手MFエンボロにドリブル突破を許すと、 吉田が自陣ペナルティエリア内で同選手と接触し、PKを献上。このPKをロドリゲスに決められ、日本はガーナ戦に続き先制を許した。日本が1点のビハインドを背負い、前半を終える。

流れを変えたい日本代表の西野監督は、55分に乾と酒井宏樹を投入。サイド攻撃を徹底させるも、クロスのバリエーションが乏しく、スイスの守備陣にボールを跳ね返される場面が続いた。中盤でのパスワークを活性化させるべく、70分に柴崎、76分に香川を投入した西野監督であったが、流れを大きく変えるには至らず。82分にはシャキリに(日本の)右サイドを突破されてクロスを送り込まれると、ムバンジェが折り返したボールをセフェロビッチに蹴り込まれ、勝負あり。ロシアW杯に向けて弾みをつけたい日本代表であったが、この試合でも攻守両面で脆さを露呈している。

[メンバー]
日本代表: 川島、長友、槙野、吉田、酒井(高)(→酒井(宏) 55)、長谷部、大島(→柴崎 70)、原口、宇佐美(→乾 55)、本田(→香川 76)、大迫(→武藤 39)

スイス代表: ビュルキ 、リヒトシュタイナー、シェア、アカンジ(→エルベディ 46)、ロドリゲス(→ムバンジェ 73)、ジャカ、べーラミ、フロイラー(→ジェマイリ 64)、シャキリ(→ドルミッチ 83)、エンボロ(→ツバー 64)、ガヴラノヴィッチ(→セフェロビッチ 64)

[スコア]
日本代表 0-2 スイス代表

[得点者]
スイス代表:ロドリゲス(42)、セフェロビッチ(82)

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