アジア、北中米、アフリカ勢頑張れ! ロシアW杯で欧州、南米の支配を崩すチームはあるか

4年前はコスタリカが奮闘 photo/Getty Images

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なかなかベスト4に進めず

これまでワールドカップは、欧州と南米に支配されてきた。この世界最大の祭典が始まってから2強体制は変わらず、これまでは欧州と南米の国が世界王者の座を争ってきたのだ。恐らくは今大会もどちらかの大陸から王者が生まれるのだろう。だが大会を盛り上げるには、この2強体制に穴を空けんとするサプライズチームの登場が不可欠だ。

米『ESPN』が気にしているのは、アジア、北中米、アフリカ勢がどこまで奮闘できるかだ。1934年大会以降、ベスト4は全て欧州と南米の国で構成されてきている。例外は2002日韓ワールドカップの韓国代表のベスト4入りだが、これには疑惑の判定など様々な議論がある。

ただこれまでにも、何度かアフリカや北中米のチームがベスト4に食い込むチャンスはあった。1990年大会ではカメルーン代表がベスト8まで進んだが、準々決勝ではイングランド代表に延長戦の末敗北。結局当時もベスト4の顔ぶれはイタリア、アルゼンチン、西ドイツ、イングランドとなった。
2010年大会にもチャンスがあった。ガーナ代表がベスト8まで進んだが、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスのハンド事件などがあった激闘の準々決勝はPK戦の末にウルグアイ代表がベスト4へ進んでいる。前回大会ではコスタリカ代表が快進撃を見せてベスト8へ駒を進めたが、これもオランダにPK戦の末に敗れている。

同メディアは今大会で欧州、南米によるベスト4支配を崩せるかに注目しており、アジア勢も何とか頑張りたいところ。ベスト4は地域全体で目指す1つの目標と言えるが、今大会でビッグサプライズは起こるか。

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