悲劇を繰り返さないためにも…… 退場したコロンビア代表MFへの殺害予告で警察が動く

サンチェスは主審に猛抗議するも、レッドカードの判定は覆らなかった photo/Getty Images

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コロンビアの地元警察が迅速な対応

あの悲劇だけは絶対に繰り返してはならない……。24年前の教訓を得て、コロンビアの地元警察が迅速な対応を見せた。

19日に行われた日本戦で、コロンビアのスタメンに名を連ねたカルロス・サンチェス。立ち上がりに香川真司の放ったシュートが手にあたり、ハンドの判定が下された。そして、日本へPKが与えられると同時に、決定機の阻止と判断されて一発退場。コロンビアは10人での戦いを強いられ、結果的に日本に敗れることとなった。

試合後、チームの敗因となってしまったサンチェスには励ましのメッセージが送られる一方で、心無いファンによる誹謗中傷も。中には殺害予告などもあり、大きな話題となっていた。
殺害予告のほとんどは冷やかしによるものだろうが、コロンビアには1994年のアメリカW杯で、オウンゴールをして戦犯扱いされたDFアンドレス・エスコバルが、帰国後に射殺された痛ましい過去がある。こういった状況もあってか、『EUROSPORT』などによると、すでにコロンビアの地元警察がサイバー犯罪の特別対策チームを立ち上げ、捜査に当たっているという。悲劇が再び起こらないことを、ただただ願うばかりだ。

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