日本の監督交代は吉と出た 米紙はハリルジャパンから西野ジャパンへの変化を成功と特集

日本代表を変えた西野朗監督 photo/Getty Images

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大会直前のリスキーな交代だったが

結果的に日本代表が監督交代に動いたのは正解だったのかもしれない。全く期待できないと言われていた中で、西野朗監督率いる西野ジャパンはベスト16入りを果たした。米『New York Times』も日本の決断が正しいものだったと特集している。

「W杯直前に監督を代えるのは危険がある。スペインが良い例だ。フェルナンド・イエロに代えたスペインはベスト16でロシアにPK戦で敗れた。しかし日本が大会2ヶ月前にハリルホジッチを解任するという決定はベスト16入りに繋がった」

「大きな失望があったブラジル大会から、日本は最も世界ランクが低いチームの1つとして今大会に入った。サムライブルーがグループを抜ける期待は低かったが、コロンビアを撃破し、セネガルと引き分け。ポーランドには0-1で敗れたが、グループを突破した」
同メディアはこのように伝えると同時に、ハリルホジッチ前監督がカウンターアタック主体のチーム作りを進めて岡崎慎司、香川真司、本田圭佑の3人をメンバーから外したことを特集。結果的に香川と本田は今大会で重要な役割を果たし、この結果だけを見れば西野監督のメンバー選びは正しかったことになる。

西野監督とハリルホジッチ監督とでは志向したスタイルに大きな違いがあった。ハリルホジッチ監督のまま大会に臨んでいてもベスト16に入れたかもしれないが、西野監督の選んだ攻撃的なスタイルは日本中を熱狂に包んだ。

W杯直前に監督を交代するのは褒められた手段ではなく、これで最後としなければならない。そこは反省材料だが、結果だけを見れば西野監督への交代は正しかったのかもしれない。

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