相次ぐ選手への誹謗中傷に、エスコバル兄が激怒

イングランド戦でもPKを献上したC・サンチェス photo/Getty Images

「アンドレスの死から何も学んでいない」

元コロンビア代表DFアンドレス・エスコバルの兄サンティアゴ・エスコバル氏は、現役選手に対する誹謗中傷が絶えない現状に怒りを露わにした。

コロンビア代表には、アメリカW杯(1994年)でオウンゴールを記録したアンドレスが、母国に帰還した際に暴漢によって射殺されたという過去がある。ロシアW杯でも日本戦やイングランド戦でPKを献上したカルロス・サンチェスに殺害予告が寄せられたことから、悲劇の再現が危惧されている。サンチェスの一件を受け、エスコバル氏は選手の安全を脅かす言動に及んだ者に対し、厳罰が下されるべきとの考えを示した。英『JOE』が伝えている。

「弟の死を経験した者として、この現状を何とかしなければならないと考えている。SNSを通じて選手に殺害予告を寄せる者がいるが、それは選手やその家族に恐怖を与えるものだ。(人々は)アンドレスの死から何も学んでいない。このようなことをする人はサッカーファンとは呼べないし、逮捕されて刑務所に入れられるべきだ」

実際に肉親を失ったエスコバル氏にとって、選手やその家族に恐怖感を与える発言は、たとえ冷やかしの類であっても看過できないということだろう。選手に思慮分別のない言葉を浴びせる者に対し、サッカー界全体でより厳正な対応をしていく必要があるのかもしれない。

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