ケイン、ロリス、ヴェルトンゲン W杯で最も影響力を発揮しているのはデシャンでもサウスゲートでもなく?

トッテナムを指揮するポチェッティーノ photo/Getty Images

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トッテナム組が大躍進

「ワールドカップで最も影響力のある指揮官はサウスゲートでもデシャンでもロベルト・マルティネスでもなく、マウリシオ・ポチェッティーノでは?」

こう伝えたのは英『The Telegraph』だ。ポチェッティーノはトッテナムを指揮しており、このワールドカップに直接絡んでいるわけではない。しかし、ポチェッティーノが育てた選手たちが上位まで食い込んできている。

何より目立つのはイングランド代表で、ここまで6得点を挙げて得点王に近づくハリー・ケイン、準々決勝スウェーデン戦で貴重な追加点を決めたデル・アリ、右サイドから質の高いクロスを供給するキーラン・トリッピアー、途中出場から守備固めで入ることの多いエリック・ダイアー、3バックの右を務めるカイル・ウォーカーもトッテナムでポチェッティーノの指導を受けている。今のイングランドはポチェッティーノがいたからこそ完成したチームと言ってもいいだろう。
同じくベスト4に残っているチームの中では、フランス代表にGKウーゴ・ロリス、ベルギー代表にはヤン・ヴェルトンゲン、トビー・アルデルヴァイレルト、あまり出場機会はないがムサ・デンベレもトッテナム所属の選手だ。

ヴェルトンゲンとアルデルヴァイレルトの守備力がポチェッティーノによって上がったのは間違いない。ロリスもフランス代表では若手選手を束ねる立場にあるが、その役割はどことなくトッテナムと似ている。トッテナムも非常に若いチームだ。ポチェッティーノの教え子の誰かが決勝に進むのは確実で、ポチェッティーノの育成力が証明されているかのような大会だ。最も影響力ある指揮官という同メディアの表現も間違いではないか。

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