ロシア代表のハイパフォーマンスの秘密はアンモニア? ピッチ入場前に嗅いでいたとの情報

運動量で負けなかったロシア代表 photo/Getty Images

ドーピングではないとチームドクターは主張

史上最弱の開催国と言われながらも、ワールドカップでベスト8まで進んだロシア代表。彼らはとにかくよく走り、スペイン代表との激闘を演じたベスト16では16チーム最長となる146Kmの走行距離をチームで記録している。選手たちのパフォーマンスは大会を通して優れていたが、ドイツメディアはロシアの選手がパフォーマンスを高めるためにアンモニアを嗅いでいたと取り上げている。

独『Süddeutsche Zeitung』はロシアの選手がアンモニアをつけた綿をピッチに出る前に嗅いでいたことを伝えているが、アンモニアは血中酸素を活性化させる効果などがあるようだ。ロシアのスポーツ界といえば過去の事例からドーピングが疑われることも珍しくないが、アンモニアはドーピングと公式に認められているわけではないという。

スペイン『MARCA』によればロシア代表のチームドクターを務めるエドゥアルド・ベズグロフも、「これはシンプルに綿につけたアンモニアを吸うもの。多くのアスリートが使用してきた。これはドーピングではない」とコメントしており、ルールの範囲内との考えだ。大会中からロシアのパフォーマンスが良いことは取り上げられてきたが、こうした秘密もあったようだ。

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