ロシアW杯は空席だらけ? 原因は数々の番狂わせか

スウェーデン対イングランド戦。所々で空席が目立った photo/Getty Images

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前大会覇者ドイツの敗退で……

ついに決勝進出チームが決まり、まもなくクライマックスを迎えるロシアW杯だが、その陰で空席問題が深刻なものとなっているようだ。

世界中のサッカーファンが一堂に会する4年に1度の祭典、それがW杯だ。今大会はロシアで開かれ、白熱した戦いが日々繰り広げられてきた。番狂わせが起こったり、最後に劇的な展開を迎えたりするなど、目の離せない試合が多くあったが、スタンドへ目を向けるとカメラ越しでもわかるほど空席が目立つ試合もある。

英紙『THE Sun』などによると、準決勝で実現した欧州屈指の若手タレント軍団対決、フランス対ベルギー戦の好カードでも、空席の数は数千にも及んでいた模様。中でも準々決勝で相見えたスウェーデン対イングランド戦が酷かったようで、チケットが余りすぎてイングランドサッカー協会が自国のファンたちに2500枚のチケットを販売するほどだ。当日券も30ポンド(約4400円)で販売されていたという。
同紙はこの原因について言及しており、スウェーデン対イングランド戦の空席は「ドイツ人」による影響ではないかとの見解を示している。前大会の覇者ということもあり、ドイツ代表の準々決勝進出を見越して、1万枚近くのチケットがドイツ人によって購入された。しかし、まさかのGL敗退劇により、購入済みのチケットが処理しきれず、空席に繋がってしまったのではないかとのことだ。

数々の番狂わせが世界中のサッカーファンを熱狂させる一方で、現地では思わぬデメリットにつながってしまっているようだ。

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