フランスのW杯優勝は妥当なのか 元リーガ審判が1点目と2点目のミスジャッジを指摘

VARを使用後、ペナルティスポットを指し示した主審 photo/Getty Images

「ファウルはなかった」

現地時間15日にロシアW杯の決勝が行われ、フランス代表がクロアチア代表を4-2で撃破し、1998年以来20年ぶりの世界一に輝いた。ただ、フランスの優勝は本当に妥当だったのか。この試合の笛を吹いた審判のジャッジをめぐり、欧州各国で様々な論争が巻き起こっている。

問題となっているのは、グリーズマンが倒されて得たFKからクロアチアのオウンゴールを誘発したフランスの1点目のシーンと、VARによってハンドとみなされPKが与えられた2点目のシーンだ。SNSなどでもミスジャッジを疑う声が多くある。

そんな中、かつてリーガ・エスパニョーラで審判員を務めていたアンドゥハル・オリベル氏が、スペイン『Radio MARCA』で2つのシーンについて言及。「18分の先制点の場面で、グリーズマンに対するファウルはなかった」や「2点目は、アルゼンチン人の審判がペナルティエリア内でペリシッチのハンドを取った。このハンドが故意ではなかったのは明らかだ。しかし、VARで検討した後にPKを命じてしまった」との見解を示しめした。また、同メディアは2点目のシーンにおいて読者アンケートも実施。試合終了から約3時間で2万票以上が集まったが、65パーセントの人々が「PKではない」に投票している。

いまさら何を言っても結果が覆ることはないだろうが、初の世界一を目指して決勝に臨んだクロアチアにとっては、少々不運なジャッジとなってしまったかもしれない。

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