近年主力選手の退団が相次ぐローマ ペロッティ「アリソンの移籍は大きな損失だが……」

アリソンについて語ったペロッティ photo/Getty Images

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守護神との別れを覚悟

リヴァプールへ移籍することで合意に至ったと報じられたローマのブラジル代表GKアリソン。所属クラブのチームメイトたちはすでに、守護神との別れを覚悟している。

今夏の移籍市場で多くのビッグクラブがアリソンの獲得に乗り出していたとされるが、移籍金7500万ユーロ(約99億円)でリヴァプールへ移籍すると、18日に複数の地元メディアが一斉に報じた。そしてこの日の夜、アリソンはリヴァプールのメディカルチェックへ向けて渡英するためか、空港を訪れた姿をキャッチされた。その際、同選手は移籍についての明言は避けたものの、ローマファンへ感謝の意を述べている。

こういった状況の中、チームメイトのディエゴ・ペロッティが伊『sky SPORT』のインタビューに応じ、アリソンについて語った。
「僕らにとって彼は本当に重要なGKだった。昨シーズン、彼のセーブは多くの試合で僕らを助け、たくさんの勝ち点をもたらしてきた。でも、これがサッカーなんだ。アリソン(の移籍)は、僕らにとって大きな損失だよ。彼は偉大な男だったからね。ロッカールームでも重要な存在だったんだ。僕らは、彼の退団を見ていることしかできなかった。申し訳ないと思っているよ」

ただ近年、ミラレム・ピャニッチやモハメド・サラー、ヴォイチェフ・シュチェスニーなど、多く主力選手を放出するも結果を残してきたローマ。ペロッティは次のようにも述べている。

「これだけは言うことができる。クラブがダメージを負ったまま終わることはないだろう。全ての移籍は、チーム全体を改善するために行われるものだからね。サラーやナインゴランもそうだったが、ローマは今後も前に進み続けていくだろう。昨季と同じようにね」

はたして、ローマは相次ぐ主力の放出を乗り越え、新シーズンも結果を残すことができるのか。

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