アザールはレアルにフィットするか? スペイン紙は得点力、イスコらとタイプ似ていることを疑問視

ロナウドの後釜候補に挙がるアザール photo/Getty Images

ロナウドの穴埋めは難しく

ネイマールとキリアン・ムバッペはパリ・サンジェルマンに残ることが濃厚となり、現在レアル・マドリードがおこなうクリスティアーノ・ロナウドの後継者探しはチェルシーMFエデン・アザールに絞られたようにも見える。アザールも実力ある選手だが、スペイン『as』はそれが正しいやり方なのか疑問視しているところもあるようだ。

最も気になるのは得点数だろう。アザールは左サイドを主戦場とする選手で、中へ切り込んでいくこともできる。しかし、ロナウドほど得点力に優れたタイプではない。昨季ロナウドは44得点を記録しているのに対し、アザールは17得点13アシストだ。ゴールゲッターというよりはチャンスメイカーのイメージに近い。同メディアもタイプ的にはイスコやマルコ・アセンシオと似たところがあると見ている。

つまりアザールがチームに加わった場合、レアルが新しい点取り屋を獲得しないのならばガレス・ベイルとカリム・ベンゼマが得点を量産するしかない。アザールを加えるだけでロナウドの穴埋めは完了しないだろう。また、同メディアは中盤に似たタイプが揃いすぎることも危惧している。

アザール、イスコの2人はサイズやプレイスタイルに似た部分がある。さらに新監督のフレン・ロペテギは若いダニ・セバージョスにもチャンスを与えようとしており、レアルの中盤は似たテクニシャンだらけだ。ロペテギがどういったスタイルを志向しているのかまだ分からないが、仮にアザールを加えた場合はどのようにチームを動かしてくるのか。ロナウドの穴埋め作業は想像以上に難しそうだ。

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