ロシアW杯での悔しさを経て…… 海外挑戦を決断した遠藤航が明かした移籍理由

ロシアW杯では出場機会を得られなかった遠藤 photo/Getty Images

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「ボランチで勝負をしていきたい」

ベルギーのシント・トロイデンへの完全移籍が決まった浦和レッズの日本代表DF遠藤航が、移籍理由や意気込みなどを明かした。

22日に行われた明治安田生命J1リーグの第17節で、セレッソ大阪とアウェイで対戦した浦和。移籍が決まっている遠藤にとってラストマッチとなったが、白星で飾ることができず、1-1のドローで終了のホイッスルを迎えた。なお、遠藤はフル出場を果たしている。

試合後、インタビューに応じた遠藤は移籍理由について「ロシアW杯での経験は一番大きかったし、Jリーグが悪いという訳ではないが、海外で挑戦したい思いが強くなったので、このタイミングでの移籍を決断した」とコメント。クラブの公式サイトが伝えた。
そして「個人的にはボランチで勝負をしていきたい」と明かした上で「もちろん色々なところをやると思うが、ボランチで自分の強みを、特に守備のところを発揮していきたい。それにプラスして、ボランチから縦につけるパスであったり、ゴールに関わっていくプレイだったりは世界の中盤の選手に求められていることなので、そこは練習してやっていきたいと思う。僕は守備的な選手ですし、中盤で潰し屋として磨く一方、攻撃に出ていける選手がいい選手だと思うので、守備も攻撃も両方の質を上げていかなければいけない」と述べている。

W杯のピッチに立てなかった遠藤。「W杯に出場した選手は完全燃焼して帰ってきた選手が多かったが、僕は試合に出られなかった悔しさや、あのような負け方をした悔しさを持って帰ってきた」と心境を吐露しつつ「だから、モチベーションはとても高かった。出場はできなかったが、行くのと行かないのとでは全然違う。あの雰囲気を味わえたこと、特にあの悔しさを味わえたことを、今後どのようにつなげていくかが重要。あの経験があったから今の自分がいると言えるようにやっていきたい。先輩たちがロシアで非常にいい戦いをしてくれたが、それに負けないくらい自分たちもやっていかなければいけない」と今後の飛躍を誓った。

海外で多くの経験を積み、4年後のW杯ではチームの主力を目指す。遠藤は次こそ、世界最高峰の舞台に立つことができるのか。

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