エジルの後継者などいるか!? 独メディアは「数字は嘘をつかない。驚異の司令塔だった」と改めて絶賛

ドイツ代表引退を表明したエジル photo/Getty Images

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ドイツ代表は後悔することになるかも

ロシアワールドカップ前にトルコのエルドアン大統領と面会したことが原因でサポーターから人種差別的な批判を浴び、MFメスト・エジルはドイツ代表からの引退を発表した。長年チームを支えてきた天才司令塔と最悪な別れ方だ。

エジルには代表OBからもパフォーマンスが悪かったなど厳しい意見も出ていたが、独『DW』はそうした批判は全くの的外れだと指摘する。なぜならエジルの残したデータを見れば貢献度は議論するまでもないからだ。

エジルはドイツ代表として92試合戦い、23得点40アシストの数字を記録している。同メディアは、「数字は嘘をつかない。エジルはドイツにとって驚異的な司令塔だった」と改めて称賛しており、エジルにこれ以上の働きを求めるのは酷というものだ。同時に同メディアは後継者が存在するか議論しているが、エジルと同等の数字を残せる選手が他にいるだろうか。
例えば若いころより天才と評価されてきたユリアン・ドラクスラーは、24歳の現時点で代表通算6得点5アシストの数字を記録している。一方でエジルは25歳になるまでに代表で16得点24アシストを記録。それもキャップ数はドラクスラーより2試合多いだけだ。単純に比較できないが、数字上で見ればドラクスラー級の才能でもエジルの穴は埋めるのは難しいということだ。

他にも同メディアはレオン・ゴレツカ、ユリアン・ブラント、ケレム・デミルバイ、期待の18歳MFカイ・ハヴェルツなど後継者候補の名前を挙げているが、いずれも穴を完璧に埋めるのは難しいとの見方だ。

エジルは何でもスマートにこなしてしまうため、怠けているように捉えられてしまうところがある。しかし安定して代表にチャンスをもたらしており、その貢献度は絶大だった。数字を見ずにエジル批判を展開することはできないはずだ。

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