C・ロナウド獲得が”最後のピース”だった コンテ時代から始まった7年のプロジェクトが完成へ近づく

ユヴェントスのベースを築いたコンテ photo/Getty Images

CL制覇のみが唯一欠けている

ユヴェントスがFWクリスティアーノ・ロナウドを獲得した目的の1つが、チャンピオンズリーグ制覇にあるのは間違いない。近年ユヴェントスは優勝候補にも挙げられる存在となったが、あと一歩のところでその夢を阻まれている。そのあと一歩の差を埋めるのがロナウドというわけだ。

伊『TuttoSport』によると、以前ユヴェントスを指揮していたアントニオ・コンテの代理人を務めるフェデリコ・パストレッロ氏は、コンテの頃から続いてきたプロジェクトが完成に近づいていると主張する。なぜならユヴェントスは2011年夏に指揮官に就任したコンテが立て直し、それをマッシミリアーノ・アッレグリが引き継ぐ形でチャンピオンズリーグ制覇を狙える集団へ変化してきたからだ。ロナウドを獲得したことで、そのプロジェクトが成功という形で終わる未来が見えてきている。

「ロナウドのユヴェントス移籍は驚いたよ。同様に私の同業者も驚いていた。ユーヴェはチャンピオンズリーグ制覇にふさわしく、7年前のコンテからスタートしたプロジェクトが終わろうとしている」

ユヴェントスはコンテが就任するまで2009-10シーズンはリーグ戦7位、続く2010-11シーズンも7位と散々な結果に終わっていた。指揮官も毎シーズン代わるような状態だったが、それを1シーズンで立て直したのがコンテだ。コンテが2011-12シーズンを制してからユヴェントスはここまでセリエAを7連覇している。イタリア国内を支配する力はつき、足りないのはチャンピオンズリーグのみだ。それを獲得できれば、コンテ時代から続いてきたプロジェクトは大成功だ。

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