「アザールというよりヴェッラッティ」 イングランドのファンタジスタが期待する真の天才

ウェストハムに加入したウィルシャー photo/Getty Images

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深い位置からのゲームメイクに期待

元イングランド代表でファンタジスタと呼べるタイプの選手だったMFジョー・コールは、古巣ウェストハムに今夏加入した才能に注目している。その選手とは、アーセナルから加入したジャック・ウィルシャーだ。

怪我の不安は付きまとうが、ウィルシャーはイングランド人選手の中でも屈指のテクニシャンだ。ウェストハムにとって大きな補強なのは間違いない。英『HITC』によると、コールはウィルシャーをこれまでより中盤深くで起用した方が能力を活かせると考えているようで、パリ・サンジェルマンで活躍するマルコ・ヴェッラッティと似たところがあると語っている。

「彼のことを指導してみたいね。フィットしていればまだレベルアップできると思うんだ。指揮官として僕ならこれまでと異なる起用をするよ。10番の位置というより、もっと深い位置でプレイさせるだろうね。中盤深くから攻め上がる時を選ぶことができ、より効果的になると思う。みんなは彼をエデン・アザールのような選手と見ているだろうが、僕はヴェッラッティのような選手と見ているんだ」
今夏ウェストハムはアンドリー・ヤルモレンコ、フェリペ・アンデルソンと質の高いアタッカーを獲得している。彼らを中盤の底からウィルシャーがコントロールする形になれば興味深い。怪我のリスクを軽減させる意味でも、中盤の深い位置でゲームメイクに集中させるのも悪い手ではないのだろう。

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