仏の怪物MF、ランパードの後継者、独の天才司令塔 今季プレミアでビッグシーズン迎える”7名の実力者”
W杯で躍動したポグバ photo/Getty Images
評判通りの活躍を披露できるか
開幕の迫ってきたプレミアリーグでは、評判通りの実力があるのか証明する必要のある7人の選手たちに注目だ。ワールドクラスと呼ばれながらも昨季は実力を100%発揮できなかった者、新天地を目指した者など様々だが、英『Daily Mail』が勝負のシーズンに臨む選手をリストアップしている。
1.ポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)
ロシアワールドカップを制したフランス代表でのパフォーマンスと、マンUでのパフォーマンスには大きすぎる差があった。ワールドカップで改めて能力の高さが証明されたが、それをマンUでも披露できるのか。今季は勝負のシーズンとなるだろう。フランス代表で実力を見せてしまったため、マンUサポーターの期待は膨れ上がっているはずだ。
2.ロス・バークリー(チェルシー)
本当にバークリーはフランク・ランパードの後継者なのか。失望に終わった昨季からどこまで変われるのか注目だ。昨季は怪我もあり、チェルシーで出番を確保できないままワールドカップも終わってしまった。本来ならばイングランド代表に入っているべき選手だ。指揮官もマウリツィオ・サッリに代わり、チームは攻撃的になるだろう。バークリーが実力を披露する環境は整いつつあるはずだ。
3.ジャック・ウィルシャー(ウェストハム)
ついにアーセナルを離れる決断を下したガラスの天才にとっても、今季は勝負だ。レンタル移籍していたボーンマスでも良いパフォーマンスは見せていたものの、今夏アンドリー・ヤルモレンコやフェリペ・アンデルソンを獲得するなど精力的なウェストハムはボーンマスより設定目標が高い。上位進出を目標としているはずで、ウィルシャーにはそこまでチームを導けるのか注目が集まる。
4.メスト・エジル(アーセナル)
ワールドカップでドイツ代表が惨敗に終わったこと、人種差別を理由に代表引退を表明するなど今夏はエジルにとって苦しい時間となってしまった。アーセナルはウナイ・エメリ体制に代わり、エジルにとっては全てがフレッシュなスタートとなる。昨季もアーセナルサポーター全員を納得させていたわけではないため、改めて世界トップレベルのチャンスメイカーであることを証明するシーズンとしてほしいところだ。
5.ダニエル・スタリッジ(リヴァプール)
WBAへのレンタル移籍を経てリヴァプールへ戻ってきたスタリッジは、プレシーズンのパフォーマンスが評価されている。ロベルト・フィルミーノのバックアッパーとして、どこまで得点を決めてチームに貢献できるのか。コンディションさえ維持出来れば継続的に得点を奪うことは可能なはずで、天才ぶりを示す勝負のシーズンだ。
6.ベンジャミン・メンディ(マンチェスター・シティ)
昨夏に5200万ポンドとされる高額な移籍金でマンCに加入したメンディだが、負傷でシーズンを棒に振ってしまった。まだサポーターの誰もメンディにそれだけの価値があるのか分かっていないだろう。ただ、そんな苦しいシーズンだったにも関わらずフランス代表監督ディディエ・デシャンはメンディをロシアワールドカップメンバーに含めていた。高く評価されているのは確かで、今季はプレミア1年生の気分で再出発だ。
7.トビー・アルデルヴァイレルト(トッテナム)
トッテナムに残るとしても、他クラブへ移籍するとしてもアルデルヴァイレルトにとってビッグシーズンになると同メディアは伝えている。アルデルヴァイレルトは高い評価を受けるDFではあるものの、昨季はマウリシオ・ポチェッティーノの信頼を失っている。トッテナムは売却する場合でも7500万ポンドもの移籍金を求めているとされるが、それだけの価値があるのか証明するシーズンとしなければならない。
いずれもビッグネームで、彼らの能力に疑問を抱いているサッカーファンもいるはず。そうした評価を覆せるのか、彼らの奮闘に注目だ。