繋げるGKに進化します 開幕節からあわやOGのアーセナルGKが燃える「GKもビルドアップで使わないと」

アーセナルのチェフ photo/Getty Images

エメリ流への適応に意欲

現代サッカーのGKには、シュートストップだけでなく足下の技術も求められる。パスを繋げることは名GKと呼ばれるうえでマストな能力なのだ。そして今その能力を身につけようとしているのが、アーセナルのベテランGKペトル・チェフだ。

チェフは開幕節のマンチェスター・シティ戦に先発出場したが、相変わらず足下の技術には不安があった。あわやオウンゴールという危険なプレイもあり、もはや現代サッカーに合うGKとは言えないのかもしれない。英『Telegraph』によるとチェフもそれを理解しており、新指揮官ウナイ・エメリがポゼッションでゲームを支配するサッカーを望むのなら足下の技術を身につけたいと意欲を示している。

「ポゼッションしてゲームを支配したいなら、全ての選手を活用する必要がある。このレベルになれば1対1は難しく、GKもビルドアップで使わないといけない。それがGKの役割だ。ロングボールを好むチームなら、GKの役割も異なってくる。僕はキャリアのほとんどでロングボールを求められてきた。今季は僕にとって良い変化だよ」

前指揮官アーセン・ヴェンゲルもショートパス主体の攻撃的なサッカーを好んでいたが、後方から何が何でも繋ぐというタイプではなかった。エメリのサッカーとは異なるものと言っていいだろう。チェフがエメリのサッカーに適応するには、足下の技術を高めるしかなさそうだ。

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