アトレティコの下部組織から生まれた「いぶし銀」な実力者たち 今や育成力はバルサを超えたか

アトレティコのサウール・ニゲス photo/Getty Images

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自分たちで育てた選手が主力に

ジョゼップ・グアルディオラの下で黄金期を築いた当時のバルセロナでは、クラブの下部組織で育てた選手たちがチームの大半を占めていた。それが強さの源であり、スペインで最も育成に優れた組織と評価されていた。しかし、今ではシャビ・エルナンデスやアンドレス・イニエスタもクラブを去り、バルセロナの前線は南米の選手だらけとなった。その一方で巧みに自分たちで育てた選手を活かしているのがアトレティコ・マドリードなのだ。

スペイン『as』はアトレティコの下部組織から優れた選手が輩出されていることに注目しているが、15日に行われるレアル・マドリードとのUEFAスーパー杯の召集メンバーにも下部組織出身者がしっかりと入っている。最も有名な存在はコケだろうか。スペイン代表にも名を連ねるコケはアトレティコの主力であり、まさにクラブの象徴と言うべき選手だ。

コケの他にもフランス代表の一員としてロシアワールドカップ制覇に貢献したDFリュカ・エルナンデス、スペイン代表の今後を背負う1人と期待されるMFサウール・ニゲス、ポジションを確保できているわけではないが、途中出場などから出番を得ているMFトーマス・パルティ、今夏ビジャレアルからアトレティコに戻ってきたMFロドリもアトレティコの下部組織に在籍していた経験を持っている。
アントワーヌ・グリーズマンやジエゴ・コスタの存在が目立つが、チームを陰から支える「いぶし銀」な選手たちが下部組織から出てきている。これもアトレティコの強さの秘訣なのだろう。

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