クロアチアのメッシ、イタリアの未来担う若手も 今夏セリエAで”見逃されている補強”6選

ミランが獲得したハリロビッチ photo/Getty Images

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C・ロナウドの話題ばかりに

今夏のセリエAはユヴェントスにクリスティアーノ・ロナウドが加入した話題に支配されており、その他の移籍のことがなかなか話題にならなかった。そこで米『ESPN』は、見逃されがちな今夏の補強をいくつかリストアップ。新シーズンに期待できる選手を特集している。

1.アレン・ハリロビッチ(ハンブルガーSV→ミラン)

数年前はクロアチアのメッシとまで言われて期待を集めていたハリロビッチも22歳。注目を集めていた10代の頃に比べると伸び悩んでいるのは間違いないが、今季はミランで自身の実力を証明するチャンスだ。
2.アルバン・ラフォント(トゥールーズ→フィオレンティーナ)

フランスではキリアン・ムバッペが注目されるが、ムバッペと同じ19歳のフランス人GKラフォントも将来が楽しみな選手だ。GKとしてはリーグ・アン史上最年少となる16歳と10か月でデビューした記録を持っており、フランスのジャンルイジ・ドンナルンマとまで言われる存在だ。

3.ロランド・マンドラゴーラ(ユヴェントス→ウディネーゼ)

イタリアの世代別代表に選ばれ続けている21歳のMFマンドラゴーラは、2016年冬にユヴェントスへ加入。しかしセリエA王者のユヴェントスで出番を確保するのは簡単なことではなく、昨季はクロトーネにレンタル移籍していた。そして今夏には2000万ユーロでウディネーゼへ移籍。しかし、ユヴェントスは2600万ユーロで買い戻せる条項を加えており、期待されていることが分かる。21歳のMFにとって今季は大きなチャンスだ。

4.マヌエル・ロカテッリ(ミラン→サッスオーロ)

10代ながら2016-17シーズンからミランで出番を得ていたロカテッリは、U-21イタリア代表選手の中でも将来が最も期待されている1人でもある。昨季はやや苦戦したが、同メディアは少しクラブレベルを落としたレンタル先のサッスオーロから再びキャリアを組み立てるチャンスだと伝えている。

5.フランチェスコ・アチェルビ(サンプドリア→ラツィオ)

ラツィオは今夏にDFステファン・デ・フライを失い、30歳のDFアチェルビはその後釜になると見られている。ラツィオといえば近年爆発的な攻撃力で上位に食い込んできているチームで、それを後方から支えてきたデ・フライの穴を埋められるかが注目される。アチェルビも2012年にミランへ加入した際は大きな期待を背負っていた選手で、その実力をラツィオで披露したいところ。

6.フェデリコ・マルケッティ(ラツィオ→ジェノア)

今夏ジェノアは守護神マッティア・ペリンがユヴェントスに移籍し、その後釜候補の1人としてマルケッティを獲得した。マルケッティといえばイタリア代表にも招集されてきた経験を持つGKで、経験は十分だ。近年はやや影が薄くなっているところもあったが、35歳のベテランGKの再出発に注目だ。


ロカテッリやラフォントら若い選手のパフォーマンスは注目すべきポイントで、中でもロカテッリとマンドラゴーラは将来のイタリア代表候補だ。ロナウドを加えたユヴェントス、実力者を次々と獲得したインテルやローマに比べると地味な動きではあるものの、彼らの新シーズンにも期待だ。

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