審判もVAR手放せない 「レフェリーのみがリプレイを確認できなかったが……」

効力を発揮するVAR photo/Getty Images

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VARの効力を審判たちも実感

当初はビデオアシスタントレフェリー(VAR)の導入に疑問を持つ人も多かったが、ロシアワールドカップを経て考え方が大きく変わってきているのではないか。VARがあればオフサイドやハンドの見逃しはほとんど皆無となり、試合後に選手や指揮官から判定への不満が出ることも少なくなる。

VARの効力を実感しているのは審判も同じだ。伊『Calciomercato』によると、審判員のマッシミリアーノ・イラッティもVARの導入は正しかったと考えている。

「考え方が変わったと言わざるを得ないね。2年前、私はVARに多くの疑問を抱いていたし、フットボールが後退するのではとも考えていた。しかし、私は間違っていた。以前に比べて選手たちの姿勢も良くなっている。以前はレフェリーのみがリプレイで何が起きたのか確認できなかったが、今は変わったからね」
以前に比べて審判にかかるプレッシャーが軽減されたのは間違いない。肉眼ではっきりと分からなかった時でも、VARがあると思えるだけで気持ちは軽くなるだろう。ワールドカップのような大舞台なら尚更だ。サッカーファンにも受け入れられつつあるが、審判員もVARを手放せなくなってきているようだ。

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