セリエAは若手を起用せよ 伊代表監督マンチーニ「良い選手はプレイしないと」

イタリア代表監督マンチーニ photo/Getty Images

イタリア全体で若返りを

ロシアワールドカップ出場を逃してしまったイタリア代表は、とにかく「若返り」がテーマとなる。世代交代が遅れたことこそ2006ドイツワールドカップ制覇から停滞してしまった原因で、今回イタリア代表監督のロベルト・マンチーニは9月のネイションズ・リーグへ向けて若い選手を数名招集している。

モナコFWピエトロ・ペッレグリ(17)、ローマMFニコロ・ザニオーロ(19)、フィオレンティーナFWフェデリコ・キエーザ(20)、カリアリMFニコロ・バレッラ(21)らがそうだ。今後は彼らが代表の中心となっていかなければならない。伊『Calciomercato』などによるとマンチーニも若い世代に期待しているようで、ユースレベルで良いプレイをしている者はトップチームでもプレイ機会を与えられるべきとクラブシーンでも若手登用を求めている。

「ザニオーロ、ペッレグリらは若く、今後も我々は注意深く彼らをチェックしていくだろう。彼らにはクオリティがある。ザニオーロはU-19欧州選手権でも非常に上手くやっていたし、彼のような良い選手はプレイしないといけない。過去には彼と同年代の選手がすでにビッグクラブでプレイしていたものなんだけどね。これを今も実現させるべきだ。他国では起きているのだから。我々はユースレベルで良いプレイをしている者はトップレベルでもできると確信しているよ」

ザニオーロはローマに所属しているが、ローマにはダニエレ・デ・ロッシをはじめスティーブン・エンゾンジやハビエル・パストーレなど中盤に優れた選手が揃っているためポジションを確保できていない。ザニオーロと同じくイタリア代表に招集されているローマのMFロレンツォ・ペレグリーニ(22)もレギュラーではない。代表チームを若返らせるには、クラブで若手が出場機会を得ている必要がある。それがイタリアではあまり起きていないのだが、マンチーニは強引にでも世代交代を進める考えなのだろう。

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