香川を放出したマンUは正解だった!? ファン・ハールが手放した『実力者10名』

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ファン・ペルシー photo/Getty Images

パトリス・エヴラ photo/Getty Images

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マンチェスター・ユナイテッドを指揮したルイ・ファン・ハールは、優れた能力を持つ選手を次々と放出したと批判を浴びた。アンヘル・ディ・マリアやハビエル・エルナンデスが1つの例で、現指揮官ジョゼ・モウリーニョもあっさり手放したことを嘆いていた。

しかし英『Daily Mirror』は、ファン・ハールの判断に間違いはほとんどなかったと考えているようだ。今回はファン・ハールが手放した10選手をリストアップし、放出が正解だったか間違いだったかを検証している。日本代表MF香川真司も対象の1人だ。

1.ロビン・ファン・ペルシー 

判定:正解

ファン・ペルシーとファン・ハールはオランダ代表で共闘したが、そろそろ衰える年齢に差し掛かっていたのも事実だ。以前ほどの得点数を保証できなくなった時点で、放出は妥当との見方だ。

「ファン・ペルシーは2014-15シーズンに衰えの兆候があった。リーグ戦で10得点決めたとしてもだ。確実に彼のピークは過ぎていた」

2.パトリス・エヴラ



判定:正解

左サイドバックはマンUの悩みの種で、アシュリー・ヤングをコンバートしていた。エヴラがいればとサポーターは考えたかもしれないが、同メディアはエヴラに頼るのは正解ではなかったと考えている。

「エヴラはピークが過ぎていた。プレミアリーグの求めるサッカーに苦労していたし、ファン・ハールは後継者にルーク・ショーを獲得していた。左サイドバックには不安はあるが、答えはエヴラじゃない」

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香川真司 photo/Getty Images

マンUに所属していた経験持つマイケル・キーン photo/Getty Images

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3.香川真司



判定:正解

香川の場合は前指揮官デイビッド・モイーズとの相性も良くなかった。マンUが上手く活かしてくれれば実力を発揮できたはずだが、同メディアはドルトムントに復帰してからのパフォーマンスがそれほど高くないとバッサリ。実力的に放出は間違っていなかったとの見方だ。

「ユナイテッドに加わる前はブンデスリーガのベストプレイヤーだったが、オールド・トラフォードではベストな姿を見せられなかった。ドルトムントに戻ってからも、2011年のレベルには戻っていない」

4.マイケル・キーン



判定:分からない

「バーンリーでは素晴らしいブロックを築いたが、ハイラインのサッカーには苦戦していた。彼は今のユナイテッド守備陣を改善するだろうか?恐らくリンデロフのところはそうだろうが」

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ハビエル・エルナンデス photo/Getty Images

ジョニー・エヴァンス photo/Getty Images

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5.ハビエル・エルナンデス



判定:正解

マンUではスーパーサブとして扱われていたが、同メディアは得点数が不十分だったと指摘。ウェストハムへ移籍する際にビッグクラブが欲しがらなかったことから、放出は正解と見ている。

「レヴァークーゼンでは印象的な得点数を記録したが、イングランドに彼が戻ってくる時にトップ6のクラブは大きな興味を示さなかった」

6.ジョニー・エヴァンス



判定:たぶん間違い

今夏レスター・シティに引き抜かれたエヴァンスは、アーセナルなど他の強豪クラブも獲得に興味を示していた。今でも能力が評価されていることから、ファン・ハールの判断は間違いだったと伝えている。

「エヴァンスはWBAが降格した際、ビッグクラブへの移籍が噂された。ユナイテッドのセンターバックも近年は苦しんでいて、モウリーニョのチームにプラスになったはず」

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7.アンヘル・ディ・マリア



判定:どちらとも言えない

ディ・マリアは適切に起用すれば実力を発揮できたのか。それともプレミアリーグの環境が合わなかったのか。もう少し時間をかけなければ判断は難しいだろう。

「ディ・マリアはプレミアに合っているようには見えなかったし、ほんの短期間だった。それに退団以降彼は世間を盛り上げていない」

8.ウィルフリード・ザハ



判定:間違い

今やプレミアを代表するドリブラーとなっているザハは、今夏にもビッグクラブが興味を示していた。マンUで育てるのは難しかったかもしれないが、今マンUに最も必要な人材と見られている。

「1番の間違い。彼はパレスのベストプレイヤーになっている。彼は創造性があり、速く、危険。彼は遅く、アイディアに欠けるユナイテッドに今必要な選手」

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ダニー・ウェルベック photo/Getty Images

ナニ photo/Getty Images

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9.ダニー・ウェルベック



判定:正解

昨季ヨーロッパリーグでもウェルベックは活躍したが、今のマンUでは大した戦力にならないと同メディアは指摘。怪我が多いことを考えても放出は妥当なのか。

「アーセナルでは怪我もあり、近年主役になったのはほんの僅か。今のユナイテッドのスタメンには入れないだろうから、放出は間違いではない」

10.ナニ



判定:正解

マンUのサイドで長く活躍したナニだが、ややピークは過ぎてきていたかもしれない。同メディアはファン・ハールの好みではなかったとも伝えており、合わなければ放出も仕方ない。

「間違いではない。ナニはユナイテッドで素晴らしかったが、一貫性に欠けていた。デイビッド・モイーズの下での最後のシーズンはよくなかったし、ファン・ハールの好む選手ではないだろう。オールド・トラフォードを去ってからも安定しておらず、ユナイテッドの判断は正しい」


決定的な間違いと判断されたのはセンターバックのエヴァンスとクリスタル・パレスで躍動するアタッカーのザハのみ。ザハは年齢的にも今がピークで、今夏にもビッグクラブ行きが噂された選手だ。若いころより才能があったのは間違いない。しかしその他の選手は放出が妥当との判断になっており、ファン・ハールの大胆な行動の連続も間違いではなかったか。

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