J1残留争いは近年稀に見る大混戦 勝ち点差7以内に9チーム

7月に低迷するG大阪の指揮を託された宮本恒靖監督。チームを残留へ導けるか photo/Getty Images

逆転残留へ猛追するガンバ大阪と長崎

21日から23日にかけて、明治安田生命J1リーグ第27節が行われた。各地で激闘が繰り広げられ、その結果、残留争いが近年稀に見る大混戦となっている。

降格圏に沈む17位ガンバ大阪は、10位清水エスパルスと対戦。オウンゴールとファン・ウィジョのゴールで前半を2点リードして折り返すと、後半に1点を返されるもなんとか逃げ切り、2-1の勝利を収めた。他会場の結果で降格圏脱出とはいかなかったものの、3連勝で残留圏内と勝ち点で並び、逆転残留へ向けて猛追を見せている。

G大阪と同様に意地を見せているのが最下位のV・ファーレン長崎だ。前節しぶとい戦いで、快進撃を続けていた名古屋グランパスとの打ち合いを制した。勢いそのままに今節、ベガルタ仙台をホームへ迎え入れると、なかなかゴールを割ることができなかったが、79分に値千金の決勝ゴールを決め、1-0で勝ち点3をゲット。残留圏内との勝ち点差を3まで縮めている。

その長崎に連勝をストップさせられた名古屋は、風間八宏監督の古巣である川崎フロンターレのホームへ乗り込んだが、エースの元ブラジル代表FWジョーが8試合ぶりの不発。1-3で敗れて痛恨の2連敗を喫し、残留へ前進することができなかった。一方で、残留圏内のクラブで唯一残留へ前進したのは横浜F・マリノス。11位ジュビロ磐田と相見えると、前後半に1点ずつを奪い、2-1で白星を手にした。

その他の会場では、残留争いを繰り広げるチーム同士の戦いとなった16位柏レイソルと15位サガン鳥栖の一戦は1-1のドローで痛み分け。13位の湘南ベルマーレも先制点を守りきれず、勝ち点1を手にするにとどまっている。

残留争いの順位は以下の通り(勝ち点/得失点差)

10位 清水エスパルス(34/-2)
11位 ジュビロ磐田(33/-8)
12位 横浜F・マリノス(32/-1) 
13位 名古屋グランパス(31/-5) ※1試合未消化
14位 湘南ベルマーレ(31/-5) ※1試合未消化
15位 サガン鳥栖(30/-6)
ーーーープレイオフ圏内ーーーー
16位 柏レイソル(30/-9)
ーーーー降格圏内ーーーー
17位 ガンバ大阪(30/-10)
18位 V・ファーレン長崎(27/-16)

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