バルサの2人、アジア最強のFWも 忘れられている『プレミア新戦力7名』
アリレザ・ジャハンバクシュ photo/Getty Images
マックス・マイヤー photo/Getty Images
今夏に移籍が発表された際は大きな期待を集めたのに、今ではすっかり忘れられてしまったプレミアリーグの選手もいるのではないか。ナポリからチェルシーに加入したジョルジーニョのように、いきなり主役になるケースは珍しい。特にプレミアリーグの環境は特殊だ。英『Squawka』は、今回そんな忘れられている新戦力を数名リストアップしている。
1.アリレザ・ジャハンバクシュ(AZ→ブライトン)
イラン代表としてロシアワールドカップを戦ったジャハンバクシュは、昨季エールディヴィジ得点王に輝いた逸材で、アジア最高のアタッカーとも呼ばれていた。今夏にはブライトン史上最高額の1700万ポンドで加入したのだが、まだここまで97分しかプレイしていない。発表された当初はアジア人初の欧州リーグ得点王&独特な名前で記憶していた人も多いはずだが、今ではどうだろうか。
2.マックス・マイヤー(シャルケ→クリスタル・パレス)
ブンデスリーガで高い評価を受けていたマイヤーは、一時アーセナル行きも噂された実力者だ。そんなマイヤーが新天地にクリスタル・パレスを選んだと聞いて驚いた人もいただろう。クリスタル・パレスにとっては大きな戦力アップになると思われたのだが、ここまで63分しかプレイできていない。カラバオ杯の方には出場しているため、ここからもっと存在感を出していきたいところ。
ジェリー・ミナ photo/Getty Images
アンドレ・ゴメス photo/Getty Images
3.ジェリー・ミナ(バルセロナ→エヴァートン)
ロシアワールドカップでもセットプレイから高さを活かして強烈なヘディングシュートを叩き込むなど印象的な活躍を見せたミナ。身長は195㎝もあり、何よりバルセロナが獲得していたDFだ。エヴァートンのサポーターもミナの獲得に興奮したはずだ。しかしミナは負傷で離脱しており、まだプレイできていない。負傷なので仕方ないが、エヴァートンが期待の若手センターバックを獲得していることをもう1度思い出してほしい。
4.アンドレ・ゴメス(バルセロナ→エヴァートン)
実はジェリー・ミナだけではない。アンドレ・ゴメスも同じくバルセロナから加入し、怪我でプレイできていない選手だ。バルセロナではお荷物のように言われたが、テクニックの高さは本物だ。エヴァートンのスタメンを見て昨季から大きな変化がないと感じたならば、ミナとゴメスの離脱が原因だろう。
ジェラール・デウロフェウ photo/Getty Images
チャグラル・ソユンク photo/Getty Images
5.ジェラール・デウロフェウ(バルセロナ→ワトフォード)
デウロフェウは今年冬にワトフォードにレンタル移籍しており、今夏に完全移籍を果たした選手だ。ミナ、ゴメスと同じく今夏にバルセロナを去った選手となるのだが、こちらも怪我で出遅れている。ワトフォードは開幕から好調で、デウロフェウが戻ってくれば面白いチームとなるはずだ。それまで高速アタッカーの存在を覚えておくべきだろう。
6.チャグラル・ソユンク(フライブルク→レスター・シティ)
22歳のソユンクは世界的に注目されていたセンターバックで、昨夏はアーセナル行きの話題も出ていた期待の逸材だ。それを引き抜いたのはレスターで、移籍金は1900万ポンドとも言われる。しかしまだ出番が回ってきていない。指揮官クロード・ピュエルはソユンクの英語力を問題視しており、チームメイトとのコミュニケーションにやや苦戦しているようだ。
レアンデル・デンドンケル photo/Getty Images
7.レアンデル・デンドンケル(アンデルレヒト→ウォルバーハンプトン
今夏ベルギーからウルブズにやってきた188㎝の大型MFデンドンケルだが、デンドンケルのポジションにはポルトガル代表コンビのジョアン・モウチーニョとルベン・ネヴェスがいる。同メディアは、今のところこの2人からデンドンケルがポジションを奪い返すのは想像しにくいと伝えており、まずは我慢だ。しかし188㎝のサイズからセンターバックを務めることができるのが強みで、カラバオ杯ではそのポジションで出場している。まずはプレミアの環境に慣れることが先決で、エデン・アザールやケビン・デ・ブライネらプレミアで活躍するベルギーの先輩たちに続きたい。
怪我で離脱しているなど仕方のない理由もあるが、サポーターは新戦力がチームを勝利へ導いてくれる瞬間を待っている。特にバルセロナからやってきたミナとゴメスがプレミアでどこまでプレイできるかは注目で、開幕前にエヴァートンの評価が上がっていたのは彼ら2人を含む積極補強があったからだ。新戦力が実力を披露してくれる日はいつになるのだろうか。