第2のロベルト・カルロスへ? 長友と争った左SB、勝負の2シーズン目

インテルのダウベルト photo/Getty Images

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スパレッティは才能を評価

インテルにとって左サイドバックは泣き所の1つとされてきた。このポジションでは日本代表DF長友佑都が長年奮闘したのだが、ワールドクラスの選手が欠けていると指摘されていたのだ。インテルは何度も左サイドバックの補強に動き、昨夏には2000万ユーロでブラジル人DFダウベルト・エンリケを獲得している。

しかし、ダウベルトも昨季は期待に応えられなかった。セリエAへの適応に苦戦し、ほとんど戦力にならないままシーズンを終えてしまった。しかも今夏には経験豊富なクワドゥ・アサモアが加入し、ポジション争いは厳しくなっている。

それでも指揮官ルチアーノ・スパレッティはダウベルトの素質を高く評価している。ダウベルトは今節のカリアリ戦でアシストを記録したが、伊『Calciomercato』によればスパレッティもこのパフォーマンスを称賛。強烈な左足のシュートには元ブラジル代表DFロベルト・カルロスの姿を見たとまで語っている。
「ダウベルトにもハッピーだ。非常に努力しているし、彼は若い。カリアリ戦ではサポーターが彼に自信を与えたね。彼は素晴らしいゲームをしたし、良いプレイもあった。シュートにはロベルト・カルロスの才能を見た。クオリティは洗練していかなければならないが、能力はあるよ」

ロベルト・カルロスはサッカー界を代表する名サイドバックで、インテルでプレイした経験も持っている。ダウベルトも偉大なる先輩に続けるのか、アサモアに負けているわけにはいかないだろう。

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