2年間もノーゴール! メッシか0か、バルサが陥る”アウェイ得点欠乏症”

昨季はアウェイでローマに完敗 photo/Getty Images

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CLアウェイゲームの成績が悲惨

リーグ戦ではやや低調な戦いが続いているが、バルセロナはいつでもチャンピオンズリーグの優勝候補だ。なぜバルセロナが優勝候補なのか、その理由はリオネル・メッシがいるからという理由だけで片付く。とにかく近年のバルセロナはメッシ依存が加速しているのだ。

スペイン『MARCA』が気にしているのはチャンピオンズリーグでのアウェイゲームの戦績だ。現在バルセロナはアウェイゲームで危機的ともいえる得点力不足に陥っており、もう2年近くメッシ以外の選手がチャンピオンズリーグのアウェイゲームで得点を奪っていないのだ。

昨季を振り返ると、バルセロナはグループステージでオリンピアコス、ユヴェントス、スポルティング・リスボンと対戦。このうちオリンピアコスとユヴェントスとのアウェイゲームはどちらもスコアレスドローに終わり、スポルティング・リスボン戦は相手のオウンゴールによる得点で1-0の勝利を収めた。グループステージのアウェイゲームでは誰も得点を決めなかったのだ。
決勝トーナメントに入っても同じだ。決勝トーナメント1回戦ではチェルシーと対戦し、アウェイでの1stレグはメッシのゴールで1-1のドロー。準々決勝のローマ戦ではホームで迎えた1stレグを4-1の完勝で終えたものの、アウェイでは0-3とまさかの敗北。アウェイゴールの差で姿を消すことになり、昨季はメッシ以外誰もアウェイで得点を決めていない。

その前の2016-17シーズンはグループステージでマンチェスター・シティ、ボルシアMG、セルティックと対戦し、アウェイでのセルティック戦はメッシの2得点で2-0と勝利。マンCとのアウェイゲームはメッシが得点を決めたが、1-3で敗れた。そしてアウェイのボルシアMG戦でついに、アルダ・トゥランとジェラール・ピケが得点を決めて2-1の勝利を収めた。この試合は2016年9月末の戦いだったため、本当に2年間アウェイでメッシ以外の選手が得点を決めていないことになる。

このシーズンといえば決勝トーナメント1回戦でパリ・サンジェルマンと対戦し、アウェイでの1stレグを0-4で落としながら本拠地カンプ・ノウで6-1の大逆転劇を演じたシーズンでもある。準々決勝ではユヴェントスに2戦合計0-3と完璧に抑え込まれて敗れており、アウェイでの弱さは重症だ。

同メディアは「メッシか0か」と伝えているが、この表現は正しいだろう。メッシがいれば優勝候補に挙げられるが、アウェイでの戦い方は見直す必要がある。3日にはトッテナムとアウェイで対戦することになっており、ここでメッシ以外の選手がどこまで奮闘できるか注目だ。

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