英『BBC』が、「プレミアリーグ史上最高の王者はどれだ?」というアンケートを実施。結果をランキング形式で発表している。
まず8位に選ばれたのは、アーセン・ヴェンゲルが初めてフルシーズン率い、クラブ史上2度目のFA杯との2冠を達成した1997-98のアーセナルだ。そして、7位にはエリック・カントナやロイ・キーンといった個性が強い選手を擁し、リーグ2連覇を達成した1993-94のマンチェスター・ユナイテッドが、6位には名将カルロ・アンチェロッティに率いられ、当時1シーズンの最多得点数(103ゴール)を記録した2009-10チェルシーが続いた。
5位にはジョゼ・モウリーニョが初のプレミアリーグ制覇を成し遂げた2004-05のチェルシー、4位にはクリスティアーノ・ロナウド、ウェイン・ルーニー、カルロ・テベスの強力3トップで欧州制覇も成し遂げた2007-08のマンUがランクイン。そんな中、3位には全体の15%の票数を集め、昨季のマンチェスター・シティが名を連ねた。名将ジョゼップ・グアルディオラの2年目のシーズンで、開幕戦から22戦無敗と首位を独走し、前人未到の勝ち点100を達成している。
2位と1位は、投票率1%差の僅差だった。投票率29%で惜しくも2位となってしまったのは、無敗優勝を成し遂げた2003-04のアーセナル。26勝12分の勝ち点90でシーズンを終えている。昨季、いかに無敗でシーズンを終えることが難しいかをグアルディオラが口にしており、あの名将に「アーセナルのような無敗優勝は無理だ」と言わしめたほどだ。アーセナルにとっては記録にも記憶にも残るシーズンとなった。
ファンが最も支持し、栄えある1位に輝いたのは1998-99のマンUだ。サッカー史上最高の2トップのひとつと言われるドワイト・ヨークとアンディ・コールに加えて、ユースからの生え抜きであるデイビッド・ベッカムやポール・スコールズ、ライアン・ギグスらを擁し、主要タイトルの3冠を達成した。イングランドだけでなく、欧州最高、最強のチームだったといっても過言ではないかもしれない。
アンケート結果は以下の通り
1位 1998-99のマンU(主要タイトルの3冠を達成)30%
指揮官:ファーガソン
主な選手:シュマイケル、G・ネビル、ヨンセン、スタム、アーウィン、スコールズ、キーン、ベッカム、ギグス、ヨーク、アンディ・コールなど
2位 2003-04のアーセナル(無敗優勝)29%
指揮官:ヴェンゲル
主な選手:レーマン、ローレン、K・トゥレ、キャンベル、アシュリー・コール、ヴィエラ、G・シウバ、ユングベリ、ピレス、ベルカンプ、アンリなど
3位 2017-18のマンC(初の勝ち点100を達成)15%
指揮官:グアルディオラ
主な選手:エデルソン、ウォーカー、オタメンディ、コンパに、デルフ、デ・ブライネ、フェルナンジーニョ、D・シルバ、スターリング、サネ、アグエロなど
4位 2007-08のマンU(C・ロナウドを擁しCLとの2冠)11%
指揮官:ファーガソン
主な選手:ファン・デル・サール、ブラウン、ヴィディッチ、ファーディナンド、エヴラ、キャリック、スコールズ、ギグス、テベス、ルーニー、ロナウドなど
5位 2004-05のチェルシー(モウリーニョの初制覇)5%
指揮官:モウリーニョ
主な選手:チェフ、フェレイラ、カルバーリョ、テリー、ギャラス、マケレレ、ロッベン、ダフ、ランパード、グジョンセン、ドログバなど
6位 2009-10のチェルシー(当時1シーズンの最多得点数を記録)3%
指揮官:アンチェロッティ
主な選手:チェフ、イヴァノビッチ、カルバーリョ、テリー、アシュリー・コール、ミケル、バラック、ランパード、アネルカ、マルダ、ドログバなど
7位 1993-94のマンU(カントナを擁し連覇を達成)2%
指揮官:ファーガソン
主な選手:シュマイケル、パーカー、パリスター、ブルース、アーウィン、インス、キーン、カンチェルスキス、ギグス、ヒューズ、カントナなど
8位 1997-98のアーセナル(FA杯との2冠)2%
指揮官:ヴェンゲル
主な選手:シーマン、ディクソン、ボールド、アダムス、ウィンターバーン、ヴィエラ、プティ、パーラー、オーフェルマルス、ライト、ベルカンプなど
*その他 3%