レアルはNo.1チャンスメイカーを忘れている!? 起用すべきアシスト王

レアルのルーカス・バスケス photo/Getty Images

ロペテギの下でプレイタイム限られる

今季よりレアル・マドリードの指揮を執るフレン・ロペテギは、開幕からカリム・ベンゼマ、ガレス・ベイル、マルコ・アセンシオの3トップを軸に据えてきた。クリスティアーノ・ロナウドが退団し、ベイルとベンゼマが重要な存在になっているのは間違いない。しかし、1人忘れていないだろうか。

スペイン『as』が気にしているのは、MFルーカス・バスケスの起用法だ。バスケスは常にスタメンの座を掴んでいたわけではないが、前指揮官ジネディーヌ・ジダンからは主に途中出場を中心にチャンスを与えられてきた。実はルーカス・バスケスがレアルに戻ってきた2015年以降、同選手より多くのアシストを記録した選手は存在しないのだ。そんな貴重なチャンスメイカーにロペテギは197分のプレイタイムしか与えていない。

ルーカスは加入から40のアシストを記録している。トニ・クロースが39本でそれに続くが、2人はプレイタイムに違いがある。クロースは常にスタメンであり、割合で見ると318分に1アシストとなっている。一方でプレイタイムが限られているバスケスは173分に1アシスト記録しており、バスケス加入以降でこのペースを上回っていたのは171分に1アシストを記録していたハメス・ロドリゲスのみだ。

クロース、モドリッチらとルーカスはポジションが異なるため、これが数字の違いに繋がっているのは間違いない。クロースとモドリッチはどちらかといえば中盤で攻撃を組み立てる役割を担い、ルーカスはもっと高い位置から積極的にクロスを放り込んだりするのが仕事だ。これだけ継続してアシストを記録してくれるのならば、ルーカスのプレイタイムをもっと増やしてもいいはず。ロペテギ体制になってから少し存在感が薄くなっているところもあり、もっと信頼されてもいいのではないか。

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