マンUが頼れた最後のストライカー!? ルカクを凌駕するV・ペルシーの記憶

マンUで活躍したファン・ペルシー photo/Getty Images

チームにプレミアタイトル届ける

今もマンチェスター・ユナイテッドの前線には豪華な選手が揃っているが、本当のエースストライカーと呼べた選手はロビン・ファン・ペルシーが最後ではないのか。今季限りでの現役引退を表明したファン・ペルシーを称えたのは英『Manchester Evening News』だ。

ファン・ペルシーは2012年夏にアーセナルからマンUに移籍し、初年度からシーズン30得点を記録。チームのプレミアリーグ制覇に大きく貢献し、アレックス・ファーガソン氏の勇退に花を添えることとなった。それ以降マンUは1度もリーグを制していないため、ファン・ペルシーはマンUをプレミア制覇に導いた最後のストライカーと言っていいだろう。

ズラタン・イブラヒモビッチ、ロメル・ルカク、アントニー・マルシャル、マーカス・ラッシュフォード、アレクシス・サンチェスなど実力者と評価される選手たちもいたが、彼らの中でシーズン30得点に達した者はまだ1人もいない。イブラヒモビッチは2016-17シーズンに28点、ルカクは昨季27点決めているが、ファン・ペルシーとの最大の違いはリーグ戦での得点数だ。

イブラヒモビッチはリーグ戦17得点、ルカクは16得点だったのに対し、ファン・ペルシーは26得点を奪って2012-13シーズンのプレミア得点王に輝いている。チームスタイルの違いはあるが、今のルカクやサンチェスが得点王争いに絡む可能性は限りなく低いと言える。

ファン・ペルシーがマンUで輝きを放った時間はそれほど長くなかったが、最後にプレミアのタイトルをチームにもたらしたストライカーとして今もサポーターから記憶されていることだろう。

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