S・ラモス、モドリッチまで レアル崩壊の原因となった”戦犯5人”

クラシコで失点に関わったラモス photo/Getty Images

英メディアが厳しい選出

クリスティアーノ・ロナウドの退団に加え、ロシアワールドカップの影響で一部の主力選手のコンディションが安定していないことなど、今季からレアル・マドリードを指揮するフレン・ロペテギにとっては少し気の毒な状況だったかもしれない。

今節ではバルセロナに1-5の大敗を喫してしまい、まさに崩壊との言葉がピッタリだ。もちろんロペテギの手腕にも問題はあったはずだが、チーム状況を考えるとロペテギ1人の責任とは言えないだろう。犯人捜しをしても意味はないが、英『Squawka』はロペテギ政権崩壊に繋がった戦犯5選手をリストアップしている。

同メディアの企画で特徴的なのは、ロシアワールドカップで上位まで勝ち進んだ選手が3人も選ばれていることだ。ベルギー代表GKティボ・クルトワ、フランス代表DFラファエル・ヴァラン、クロアチア代表MFルカ・モドリッチの3人も戦犯に選ばれてしまっている。

クルトワはロシアワールドカップの最優秀GKだが、現在のパフォーマンスはそのレベルには程遠い。昨季のチェルシーでのプレイと同じだと同メディアは厳しく指摘している。

ヴァランはワールドカップでフランス代表の優勝に大きく貢献したが、今回のクラシコではルイス・スアレスを倒してPKを与えるなど、らしくないプレイが目立つ。ワールドカップの影響で体調が万全ではないのかもしれない。

ワールドカップ最優秀選手だったモドリッチもパフォーマンスが上がらない。同メディアはワールドカップ終了後からの3カ月で3つ歳を重ねたように見えると批判しており、プレイスピードの遅さ、運動量不足、不安定な守備など複数の項目で失格と評価している。

他の2人はDFセルヒオ・ラモス、FWガレス・ベイルだ。ラモスはクラシコでも失点に直結するミスを犯すなど、世界トップレベルのセンターバックとは言い難いパフォーマンスが目立つ。バルセロナ相手の5失点もそうだが、今季のレアルは失点が増えている。ディフェンスリーダーのラモスが批判されるのは当然だろう。

ベイルは1番の戦犯なのかもしれない。ロナウドの後釜を獲得しなかったレアルでは、ベイルがエースになることを期待されていたのだ。しかしベイルの得点数は伸びず、ロナウドの穴を感じる試合ばかりだ。やっと主役になるチャンスが巡ってきたのだが、それを活かせないまま終わってしまうのだろうか。

今回同メディアはこの5人を戦犯に挙げたが、今のレアルをどう立て直せばいいのか明確な答えが分かっている人物はほとんどいないだろう。好調と言える選手は少なく、想像を超える鈍いスタートとなってしまっている。

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