中村俊輔の“元同僚”が回想「中国での生活はゴミのようなものだった」

中国の環境への不満を漏らしたライオダン(右) photo/Getty Images

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何が酷かったのか

かつて中村俊輔と共にセルティックに在籍し、スコットランド代表FWとしても活躍したデレク・ライオダンが、中国の陝西宝栄(現.北京人和)でプレイした2011年当時を振り返った。

2011年7月に陝西宝栄へ移籍した同選手だが、中国スーパーリーグ9試合に出場して僅か1得点と振るわず。同年11月に同クラブを退団した。同選手は英『Open Goal』の取材に応じ、同国内の環境に当時から不満を抱いていたことを明かしている。

「正直に言って、全てが酷かった。特に向こうの食べ物はスキャンダラスなものばかりだったね。仕方がないから、僕はいつもプレーンパスタにトマトソースとパルメザンチーズをかけて食べていたんだ。こんな食生活が毎晩だよ。僕はいつも飢えていたよ」
「サッカー面でも酷かった。ピッチの芝が長すぎて、雨が降ればあっという間に大きな水たまりができてしまう。フィジオセラピストもいないから、万が一怪我をしても鍼治療をするだけ。中国でのプレイや生活はゴミみたいなものだったよ」

オスカルやフッキ(共に上海上港)、及びグラツィアーノ・ペッレ(山東魯能)など、現在では数多くのスター選手が中国でプレイしているが、昨年1月に上海申花に加わったカルロス・テべスが僅か1年でチームを去るなど、ビッグプレイヤーが同国の環境に馴染めないケースが未だに存在する。欧州や南米で生まれ育った選手が気苦労なく中国でプレイできるよう、環境面でまだまだ整備すべき点がありそうだ。






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