年の差は実に15歳! フランクフルトで学ぶリベロ・長谷部誠の『弟子』とは

ヌディカに指示を出す長谷部 photo/Getty Images

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堅守の3バックの一角に19歳が入る

序盤の戦いぶりからは想像がつかない順位ではないだろうか。長谷部誠の所属するフランクフルトが10試合消化時点で5位につける快進撃を見せている。

フランクフルトは今季よりニコ・コバチに代わってアディ・ヒュッターが指揮を執っており、序盤はチームの方向性が定まっていないように感じられた。システムもコバチとは異なる4バックを使用するケースが多く、コバチの下でリベロを務めてきた長谷部の役割も変わりつつあったのだ。

しかし、ヒュッターは10月あたりからコバチと同じ3バックを採用するケースを増やし、再び長谷部が3バックの中央に入るようになった。それとともにチームも安定し、攻守両面で非常に優れた数字を残している。
攻撃ではデュッセルドルフを7‐1で撃破するなど、ここまでボルシアMGと並んでリーグ2番目に多い23得点を記録。守備の方も3バックに変えてからは安定しており、9月末にボルシアMGに1-3で敗れて以降は複数失点した試合が1つもない。

独『Hessenschau』は、その中でも長谷部とともに最終ラインに入る19歳のセンターバックに注目している。今夏フランスのオセールからやってきたエヴァン・ヌディカだ。190㎝のサイズを誇るヌディカはフランスの世代別代表に選ばれているセンターバックで、長谷部とダビド・アブラハムとともに3バックの一角に入っている。ここまで10試合全てに出場するなど、すでに主力だ。

同メディアは32歳のアブラハム、34歳の長谷部からヌディカが多くのことを学んでいると伝えており、ヌディカのことを「長谷部&アブラハムの弟子」と評している。アブラハムは32歳、長谷部は34歳とヌディカにとっては2人とも大先輩だ。この2人が最終ラインをコントロールしており、ヌディカも毎日のトレーニングから学ぶことがあるとコメントするなど先輩をリスペクトしているようだ。

ベテランと若手が融合している今のフランクフルトは良いバランスで動いており、コバチ退任の穴を埋めることに成功している。今季も欧州カップ戦出場権争いに加わってくるはずで、どこまで順位を上げられるか注目だ。

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